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2013.05.14  Category| すべての記事

靴磨き処ダンディズムに行ってきました。

皆様ごきげんよう。靴磨き界のバズーカ砲こと長谷川です。
クツミガキノミクスが起きるよう、日々靴磨きに励む毎日です。
さて、本日はなんと大阪の靴磨き屋。というよりも靴磨き処を構えるある人を尋ねた時の事を書こうかと思ってます。
おかげさまで来月で、当店が開店して丸五年を迎えます。
これもひとえに多くの皆様のご支援、ご鞭撻あっての事です。
そしてこれから6年目を迎えます。人間でいうと所の小学一年生になるわけです。
「一年生~になった~ら♪一年生~になった~ら♪友達百人出来るかな♪」
なんて歌がありますが、正直、友達(靴磨き店)が百店舗も出来たら困ります(笑)!!
食ってけません!
と、言っておきながら毎年増える靴磨き店にとても良い刺激を頂いております。
その中でも、個人的に一番熱いのが靴磨き処 ダンディズム!!
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こちら、場所は大阪の梅田にあるのですが、オーナーの宮田さんは東京に住んでいるときによく当店に来て技を盗みに来ていたんです。
(このブログ見てたら怒るかな~でもいいや。)
そして、大阪で靴磨き屋を開くってずっと言っていて、それを承知で僕達も靴磨きの技術を包み隠さずお伝えしてました。
だん6.JPG
これが入口すぐの看板。気合入ってます。
そう、宮田さんは気合入ってるんですよ。
なぜか??
なぜなら梅田阪急の前で、2年間も路上で靴磨きして、念願の靴磨き処ダンディズムをOPENさせたのです。
同じ路上経験者として、これは精神面でも技術面でもとても大事な素晴らしい下積みだと思ってます。
昨今の靴磨き屋の増えていることはとっても良い事だと思いますが、大した経験もせずにお客様の靴を磨いていることに僕はちょっとどうなのかなと思ってます。
暑い夏の路上で磨くと、ワックスがとろとろになって靴が光らない。
寒い冬の路上で磨くと、水を付けた手が冷たくてワックスが溶けなくて馴染まない。
高い靴の良い革を磨くこともあれば、合皮を磨くこともある。
多種多様な靴を、いろんな状況下で同じクオリティを出すことで、靴磨きの技術はかなり向上します。
良い靴を磨いて、光った~とか言っているうちは全然お話になりません。良い靴は革が良いので光って当たり前なんです。
と、熱くなってきちゃったんで、葉巻でも吸ってリラックスします。
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と、宮田氏登場!!
この背中。ん~しびれる!齢26歳??とは思えぬ哀愁です。
ダンディ図.jpeg
ダンディズムは基本的に宮田氏一人で運営してます。
なのでかなり自由?!
こんな感じで、ロッキングチェアで座りながら丁寧に靴磨きをしてくれます。
ちなみに、私は向かいのソファでコーヒーを飲みながら楽しく会話してます。
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コーヒーも、その場で豆を挽いてくれるのでとっても美味しいんですよ。
失礼ですが、綺麗とは言えない店内ですが今まで飲んだコーヒーの中で一番おいしかったです。これは本当です。
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そして仕上がったのは分かりくいと思いますが、とってもきれいになりました。
出張時によく履くTOD’Sのスエードのスニーカーですが、中もアルコールで拭き、表のスエードもあまり毛並みにダメージを与えず、補色も含めて良い仕上がりになりました。
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同業というのもあり、技術面では見てないようでかなり吟味して見てましたが、宮田氏の丁寧な磨きっぷりにとても気持ち良くなりました。
という事で、二人で下手くそな2ショット。
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とても良い刺激を受けてホッコリした気持ちで帰りました。
憧れの阪急電車で。。。
ぜひ大阪の皆様、靴磨き処ダンディズム行ってみて下さい!
貴方の足元を支えてくれる良きパートナーになってくれると思います。

written by

Brift H