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IN ROMA三越

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Buonasera!
山地です 。

聖地巡礼
ずっと憧れ続けていた靴とファッションの聖地イタリアに遂に行くことができました。
皆様には長い期間の休業により大変ご迷惑をおかけ致しました。
今回のイタリア研修により、イタリア靴業界の第一線で活躍されている職人の方々とも交流ができ、我々も非常に楽しく有意義な研修内容になりました。

今回の研修では主に注文靴屋、つまりス・ミズーラのシューズメーカーを訪ねましたが、その他リペア、シューケアの店を幾つか周りました。日本では市販されていないクリームやワックスを探しながら、その中でも皆様にご提供できるとても素敵なグッズを買い付けて参りました。

 

Strupai shoelace
made in ITALY

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一度倒産しかけたメーカーらしいのですが、ステファノ・ベーメル氏が危機から救ったという、とてもドラマティックな逸話のあるメーカーの平紐です。
調べれば、先日開催されたPITTI88にも出展していたとの事。

幅が細身で、織りが非常に細かくロウも強めに引かれた紐です。カフスまでピンと張りのある美しい見た目は、靴に結べばエレガントな風貌になります。ベタつかず触り心地も良いのでオススメです。

col/BLACK,MEDIUM BROWNE,DARK BROWNE
こちら、数が少ないので早い者勝ちです。是非お早めに。

 

さて、引き続きましてイタリア研修のご報告をさせて頂きます。

今回は、ROMA三越!

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三越百貨店のローマ店です。訪ねた6月は、なんと設立40周年記念のイベント期間中でした。
店内は日本人の販売員さんも常駐されているため、お買い物も言葉の壁を気にすることなく楽しめます。ローマに行かれた際は是非行かれてみてください。TOD’SやPRADAなどのラグジュアリーブランドも気兼ねなくお買い物を楽しむ事ができますよ。

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イベント当日は有薗先輩と二人で臨みました。イタリアでは靴磨きというパフォーマンスが珍しいようで、皆様にとても喜んで頂けました。

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最後に今回お世話になった皆様と記念撮影。ローマ店でもライオンが入り口で待ち構えてくれています。ローマの石畳みの街にごく自然に溶け込んだ、とても素敵なお店でした。

ローマ三越の皆様、ありがとうございました!

 

 

 

さて、季節は梅雨に入り、明日から7月に入ります。梅雨と言っても、今年はそんなに雨天の日がないようにも感じますが、いざ降るときは豪雨が多くなっているようですね。雨対策として、まず革底であれば、底面が磨耗して薄くなっていればいるほど雨を吸い上げます。いつ降るかわからない雨や濡れた地面に備えて、修理は是非お早めに。

もし雨によるトラブルが発生した場合は、是非ご相談下さい。

完全に修復することは難しいかもしれませんが、できる限り目立たなくさせて頂きます。

wet cleaning、シミ補修、クレーター補修など革の特性や色、状態によって施術方法は様々にありますが、最低でも2週間以上は頂いてしまいます。期間には余裕を持って、トラブルが発生した場合はできるだけ早めにお持ち頂ければと思います。

 

皆様のご来店をお待ち申し上げております。

 

written by brift-h brift-h

ローマ MARINI マリーニ編

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こんにちは!

ヨーロッパは、勝手に涼しいというイメージを持っていましたが、

イタリアはかなり暑かったです。むしろ梅雨に入った日本の方が、湿度はありますが涼しいです。

今回はイタリア研修、ローマのマリーニでの靴磨きをご紹介します。
MARINI(マリーニ)

1899年にジョゼッペ・マリーニ氏が創業。
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ローマの中心街に創業当時から同じ場所に店舗を構えています。
欧州のロイヤルファミリーを始め、数多くの著名人の足元も支えてきて、
ローマンスタイルを完成させた※ス・ミズーラ工房として知られています。
※ス・ミズーラ(su misura)とはイタリア語で『あなたのサイズに合わせて』という意味で、オーダーメイドのことをいいます。
『普通を極めたがゆえに美しい靴』と言われ、丸ごと1足を1人で作るスタイルを採っているため、イタリア本国でも長らく幻の靴と言われてきました。
現在のオーナーは3代目CALRO MARINI氏と4代目DANIELE MARINI氏。
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今回マリーニで靴磨きをさせて頂いたのは、現在マリーニで働いていらっしゃる古幡雅仁さんのご紹介でした。

今となっては幻のBrift Hのネーム入り靴
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お客様の靴を磨かせて頂きました
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クラシックな店内にて、靴磨きをさせて頂き貴重な体験となりました
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展示品の靴もピカピカにさせて頂きました!
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あと私事になりますが、今回こちらのサンプルとして置いてあった靴(日本の著名な方のサイズが合わなかったもの)を購入させて頂きました。
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見た目はかなり小さく見えるのですが、履いてみるとジャストサイズでした!
黒のオールデンと比べるとかなりスマートです。
イタリアでよく使われる柔らかいリャマの皮を使っているため、すごく履き心地がいいです。
大切に履いていきたいです。

まだまだイタリア研修の話は続きます。
次回も楽しみにしていて下さい。

清水

written by webmaster webmaster

Brift H in Italy

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皆様 Buongiornoです!!

先週1週間臨時休業によりご迷惑をお掛けしまして申し訳ございません。

その間ぼくらは靴磨き広めるため、革をより知って靴磨きの技術により研鑚を重ねるため

イタリアへ研修旅行に行ってきました。

 

 

イタリア靴と聞くとロングノーズで華奢なイメージの靴ですが、がっちり作りこまれたイタリア人特有の陽気で人間味のある遊び心ある靴達に会ってきました。

 

 

今回イタリアのローマ、フィレンツェ、ミラノをそれぞれ2人ずつに分かれ

ステファノベーメル、マンニーナ、イルミーチョ、マリーニ、三越ローマ店、革のなめし工場などを回ってきました。

盛沢山の内容なので少しずつ紹介していきます。

 

 

ハイ!

まず僕等はフィレンツェのStefano  Bemerへ

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もしかしたら一度はお聞きしたことがあるかもしれません。

革の魔術師ことStefano  Bemer(ステファノ ベーメル)!

Stefano  Bemerは1988年にイタリアのフィレンツェで創業し、

ブランド名は創業者のステファノ ベーメル氏が自身の名をつけたものです

 

Stefano  Bemer氏がお亡くなりになられ工房を移し現在は教会をリノベーションしまた新しいスタイルの靴工房になっております。

入口に入ってまず目の前にドンと職人さん達がビスポークの靴の作成中で、その周りを既成靴がズラッと並んでおり

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2階はビスポークの靴のサンプルが並んでおり社長さんのオフィスになってにもなっています。

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そして3階はここ1年くらい前に始められた靴の教室になっております。

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ここからベーメルの職人に引き抜かれることがあるのだそうです。

 

 

ベーメルの職人になるとまずこのつま先だけの靴を作りハンドソーン の仕組みを勉強するようです。

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確かに断面図で見るとより分かりやすい!

 

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さて僕たちはカウンターをお借りし磨かせて頂きました。

生徒さん達も皆磨きを熱心に磨きを覚えていかれました。

 

 

Stefano  Bemer氏本人は残念ながら2012年48歳という若さで亡くなられたのですが

革の魔術師と呼ばれる色々な作品を拝見させて頂きました。

 

Stefano  Bemer氏はとにかく面白い遊び心があるものが好きだったらしくお店にも

刃物のようなつま先に両足揃えた時に一つの作品になるような靴、最高級の織で作られたキャンバス地の

ローファー、ヒールがソールの中に入っているオパンケ製法の靴、ロシアンカーフやエレファント、シャークレザーの靴等々…

 

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靴以外にもこの革靴が出来る過程を革靴を履いたアヒルが進んでいくというポスターも飾られており

自由な発想のStefano  Bemer氏の一面が見れたような気がします。

 

その後場所は移りFour Seasons HotelにもStefano  Bemerが併設されておりその中でも少し磨かせて頂きました。

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今は国内だと伊勢丹でしか見ることはできないかもしれませんが興味のある方は是非!!

それでは次回もお楽しみに。。。

有薗でしたー。

 

 

 

 

 

 

 

 

written by brift-h brift-h

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