梅雨と靴とお知らせと
こんにちは!しまちゃんでお馴染み、Brift Hの嶋香です。
数年ぶりのスタッフブログをさらーっと再開させました!脱ゴーストブログを目指し、今後も少しずつ書いていきますので、是非たまにチェックしてみてください。
さて、今年の梅雨!長くないですか?
お天道様を見たい。思いっきり洗濯干したい。何よりお気に入りの靴を履きたい!
天気予報を分単位で確認しながら、止まない雨は無い…と言い聞かす毎日です。
それでもやっぱり革靴を履いてしまう愛靴家の皆さま
革靴を履かざるを得ないビジネスマンの皆さま
イケると思って革靴を履いてまんまと雨に降られたおっちょこちょいの皆さま
全ての靴LOVERの皆さまへ、今回は雨トラブルについてのお話です!
雨トラブルと聞くと、染みが出来ると想像される方が多いかなと思います。色が明るい靴ですと染みになる事はもちろんあります。
が、黒い靴なのに白い染みみたいなのが出来た…と思った事はないでしょうか?
実は当店でも雨トラブルで1番多いのがこの白い染みなのです。
まず、この白い染みと言うのはほぼ塩浮きかと思われます。
人は絶対と言って良いほど、足に汗をかきます。
汗はそのまま革が吸収してくれるのですが、そのまま塩分は革の中に蓄積されていきます。その溜まった塩分が、革が濡れたタイミングでブワっと出てしまうのですね。
では何故、革が濡れたタイミングで出てくるのか。もう少し詳しく見ていきましょ!こちらをドン!
ソール上部に塩浮きが見えますが、その周りに火傷跡のような凸凹があるのがわかりますでしょうか?この凸凹・通称クレーターができる原因も同じです!
革は濡れた時に膨らみます。濡れた箇所だけがじわじわと膨らんでくるのです!そして乾いた革は膨らんだまま固くなります。
しかも雨の場合、水洗いのように均等には濡れてくれないので、1番水が溜まりやすいソールの縫い目辺りからじわじわとクレーターがの症状が出きる傾向にあります。
塩浮きも同様、中に蓄積されていた塩分が、革が濡れたきっかけで潤かされて膨らんで出でくるのです。
なので塩浮きとクレーターはだいたいセットで、乾いた時にはまあまあ衝撃的な状態となってしまうのですね…。
ただし!それをドンマイで終わらせないのが僕たち私たちBrift H !
クレーターも塩浮きもまとめて除去しちまおうってんだ!!
その名も「クレーター補修」!!!(そのまんま)
水洗いの延長メニューです。水トラブルには水で!
洗剤を使って溜まった塩分までしっかり除去!ちょいちょいと手を加えて凸凹も除去!
さらには革が硬くならないようにしっかりと乳化!そしたらはいドン!!
塩浮きもクレーターもキレイに除去できました!
クレーター補修には磨きも含まれていますので、施術後の栄養補給・鏡面磨きまでお任せ下さい!
ただしひとつだけ言いますと。
このクレーター…補修してもまた濡れたら出てきます…。革である限り。
なのでクレーター補修はタイミングが重要です。
大事な靴で雨の日に履くつもりはなかったのに…という場合はオススメです。しっかり直して光らせて履きましょう。
ただ、雨用の靴の場合。クレーターも塩浮きも直した!また雨の日履いた!クレーターできた…。なんて事になり兼ねませんね。
雨用の靴にはもう少しだけ頑張って頂いて、梅雨明けに労いのWet cleaningなんていかがでしょうか。
やはり革と雨は多少のトラブルはつきものですが、染みでもクレーターでもお気軽にご相談ください。
止まない雨は無いのだから!!
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長くなりましたが、ここでお知らせです。
7月29日(月)〜8月2日(金)の5日間
Brift H AOYAMA本店、THE BAR by Brift Hの両店は夏季休業とさせて頂きます。
期間中、WEB shopに限り通常営業しておりますが、お電話での問い合わせは出来かねますので予めご了承ください。
日頃からご愛顧頂いているお客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。