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“Crown Clown” Bespoke Panama Hat !!!

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お久しぶりです。

山岸でございます。

 

最近は大分暖かく春めいてきましたね。

天気のいい日も多くて外に出かけたくなる日々が続いています。

 

さて、今回は皆様にお知らせがございます!

来る3月26日㈮〜28日㈰

ご存知Crown Clownオーダー会を開催いたします!!

 

昨年の10月に開催した際にはフェルトのハットを沢山の方にオーダー頂き、ハット文化という物がより身近に感じていただけたのではないでしょうか。

 

今回は夏に向けて、パナマハットのオーダー会でございます!

 

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パナマハットって何となく夏の帽子のイメージはありますが、具体的にはどんなものなのか分からないって方も多いと思います。

 

今回のブログは、パナマハットについて少しお話しいたします。

 

実はパナマハットは「パナマ」ではなく、その多くは「エクアドル」で生産されています。

 

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何となく聞き馴染みのある「モンテクリスティ」はエクアドルの地名で、パナマハットの名産地なんです。

 

エクアドルにしか育たないと言われているトキージャ草(トキヤ草)という植物を原材料としており、細く割いた繊維を脱色や乾燥などを経て帽子の形に編み込んでいきます。

 

自然由来の素材であるため機械で均一に編むことが出来ず、今でも一つ一つ手作業で編み込んでいく昔ながらの方法で生産されています。

 

実は現地では多くが主婦や子どもたちの手によって編まれている、言わば「伝統工芸品」なのです。

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手作業であるが故に、一つ一つの表情が違ってまた魅力的ですね。

 

 

そうして古くからエクアドルで親しまれてきたハットは、20世紀にアメリカのルーズベルト大統領がパナマ運河訪問時に着用したことから世界的に「パナマハット」の名で知られるようになったのです。

 

こんな風にざっくりと歴史をたどるだけでも、とても興味深いですよね。

 

段々とパナマハットの世界に入り込んで来たのではないでしょうか。

 

今回のオーダー会ではパナマハットの素材や色、形を選んでいただき、自分だけのオリジナルのハットをお作りいただけます!

 

さらにビスポークならではのポイントが!

 

帽子を成型する際に頭の形にしっかりと合わせて作れるように、木型の作成を行います!

 

前回のオーダー会の時にご紹介したのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、「ベン」と呼ばれる頭の形を模した木型は靴で言うところの「ラスト」そのもの。

 

 

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足と一緒で頭の形も人それぞれ。一つとして同じ形はありません。

 

実は帽子のフィッティングは頭の形の影響が非常に出やすいのです。

「日本人はハットが似合わない」なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

平均的に日本人の頭の形は丸に近く、ヨーロッパ人は楕円形だと言われています。つまりヨーロッパの方は前後に長く、日本人は横に広いのです。

 

それによって何が起きるかというと、、、

 

帽子をかぶったときにツバの倒れ方が違うんです!

 

縦に引っ張られると、、、

 

ツバが前後に落ちてスタイリッシュな印象に。

 

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横に引っ張られると、、

 

ツバが左右に落ちてあまりかっこよくは見えません。

 

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これが、日本人に帽子が似合わないと言われている要因にもなっているのです。

 

しかし、今回は何と言ってもビスポーク。

そのあたりはバッチリ対応してくれます!

 

頭の形の木型に合わせることによって、持ち主の方が被った時に一番キレイに見える状態で作成することができます!

 

 

靴も帽子も見た目のカッコよさはもちろん、しっかりと自分にフィットすると言うのが一番大切になってくるんですね。

ここまで細かくオーダーできるのはCrown Clownだけと言っても過言ではありません。

この機会を皆様お見逃しなく!!!

 

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Crown Clown × Brift H

Bespoke Panama hat Order

 

2021年3月26日(金)~3月28日(日)

 

Brift H Aoyama

 

Bespoke…  ¥110,000+tax ~

Ready made…  ¥60,000+tax~

 

 

お問い合わせはBrift H Aoyamaまで!

 

 

暑い夏に開襟のシャツを着て、パナマハットをサッと被って。

そんな夏の相棒を手に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

written by yamagishi yamagishi

【Arch Kerryオーダー会】青山店にて3月13,14日開催!!

皆様ごきげんよう、靴磨き界の千利休こと長谷川です。

最近はめっきり茶の湯の世界に片足を突っ込みはじめ、ずぶずぶと音を立てて沈んでいきそうです。

3年くらい前から定期的にお茶会には参加していたのですが、先日お茶を立ててみる?って言われてやってみたらあまりに面白くてお稽古をすることにしました。

それもこれも靴磨きの道へ通ずることとおもっての事なのでぜひこれがどう靴磨きに繋がってくるのか。楽しみにしていてください。

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さて、靴磨き道を歩むうえで色々な革靴と触れてきましたが、革靴好きが一度は通るであろう道があります。

それは”ヴィンテージアメリカ靴”です。

 

現代のアメリカ靴の代表格”Alden”や”Allen Edomonds”など武骨でしっかりとした肉厚感のある革靴とは違い、昔の(具体的には1960年代以前)のアメリカ靴はとってもドレッシーで繊細なドレスシューズが沢山ありました。

いまでは再現するのが難しい繊細なステッチや出し縫いをはじめ、現代では見られなくなったデザインなど古いのに新しい世界観がそこにはあります。

それはヨーロッパの靴文化とは違い、常に新しいものを取り入れて進化をしていくアメリカという国らしい靴づくりなのです。

 

ただそれも今から50年も前のこと。

デッドストックなどもありますが、これから履くとなると革がクラックしたりする恐れがあるのでなかなか実用で履くのは難しいのが悲しいところ。

もはやコレクションの領域ですし、そもそも自分の足のサイズにピッタリで好みのデザインのヴィンテージアメリカ靴なんてそうそう出会えるものではありません。

 

そんなヴィンテージアメリカ靴好きに救世主が突如現れました!!

それこそ今回Brift H青山店でオーダー会を開催するシューメーカー”Arch Kerry”です!

ビンテージアメリカ靴を元に、日本人の職人により作られる現代版ヴィンテージアメリカ靴!!もう僕みたいな靴バカには堪らない「ありそうでなかったブランド」です!

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なんだか完全に昔の靴箱ですよね!この雰囲気、どうやったら出せるんだろうと思って聞いてみたらロゴデザインをあの綿谷画伯がなさったんですって!

どおりでこの世界観が出せる訳ですね。Arch Kerry shoe for men….堪りまmen!!

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この稀有なブランドの創立者であられる清水川さん!生粋の靴好き靴業界ど真ん中の方で、神保町の老舗靴屋で長らくお勤めになられて2019年にArch Kerryを立ち上げられました。3月13,14日両日ともお店に立ってご対応してくださいます。

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ビンテージアメリカ靴を復刻した靴の数々、、、もう涎が垂れてしまいます。。。

せっかくなので少し触れてまいります!

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まずはアルゴンキン!!

AldenのVtipのデザインの祖です。1930年くらいに生まれたデザインとのこと。常にかっこいい間違いない名靴。

僕はアルゴンキンをコードバンでオーダーいたしました(‘◇’)ゞ

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かっこいいでしょ!!※自慢

コバの色をナチュラルにして、ステッチも白なのでカジュアル感もあって白いソックスとも相性良いです。

何より履き心地が抜群に良くて正直今まで履いた靴の中で一番です(*^_^*)

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このトリプルステッチがさり気なく超絶なキャップトゥ、これぞビンテージアメリカンっていう一足。

Arch Kerry特注のこの赤みのあるブラウンレザーがなんともカッコいい。デニムやチノパンに相性抜群ですね!

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これまた涼しげなメッシュが珍しいUウイングレイジーマン!

昔のアメリカ靴ではちょこちょこ見るメッシュですが、現代ではかなり珍しい仕様。夏にリネンのスーツに合わせていたらかっこ良すぎますね!

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そしてこれも今や珍しいけどビンテージアメリカ靴ではよくあったデザインのUウイング!!

アッパーに施されたダブルステッチがダブルで入っている辺りが絶妙なバランス。なぜ現代までこのデザインが残らなかったのと不思議に思う美しいデザインです。

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履いてみても美しい、、、現代のスーツスタイルにもバッチリ合うデザインです。

サンプルシューズなので光沢はありませんが、これを綺麗に光らせたら最高にかっこいいでしょうね。

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小窓に見えるは昔に実在していたんじゃないかと思うような織タグ。

このフォントの感じとか堪らないです。もう完全にオタク向けです(笑)細部までのこだわりが心打ちぬかれます。

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タンの裏のフェルトと言い、このインソックの形と言い、現代の靴にはないディテールばかり。

本当によくぞこんなブランドを作ってくれました!!清水川さんは偉大です!!この世界観はやりたくてもなかなかできませんからね!!

 

沢山のデザインサンプルの中からサイズ、レザー、仕様など沢山選べるオーダー会です。

 

というわけで、僕のArch Kerry熱は伝わったでしょうか?

完全に僕の公私混同、ただただ好きなので開催するArch Kerryオーダー会

3月13日、14日 12時~19時で清水川さんもご在店頂きオーダー承っております。もちろん見るだけ、履いてみるだけの方も大歓迎です。!!

ぜひこの機会を見逃さないようどうぞよろしくお願いいたします!

 

written by 長谷川 長谷川

OWL WISDOM

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