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2015.11.17  Category| ケア用品、販売品など , すべての記事

靴クリーム各社比較

こんにちは!

朝晩はだいぶ寒さが増してきましたが、日中は20度を超える日が続き、
服装選びが難しいです。
毎年この時期に母校の学園祭があり、その頃には厚手のコートを着ていた記憶があります。
今年は、まだ厚手のコートを着るには早そうです。
靴磨きをするには、暑くも寒くなく丁度よい季節かもしれません。

 

Brift H では、靴クリームはオリジナル商品、サフィール、コロニルの三種類を主に発売しております。
よく各社の違いの質問を頂くので、今回はそれぞれの良い点、イマイチな点を靴磨き職人の目から公平に
判断してお届けしたいと思います。

 

まずは、日本代表Brift H オリジナルのThe Creame です。

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・良い点
伸びが良く、使い易い。よく浸透する。
においがなく、素手でぬっても安全な成分。
ベタつかないので、靴以外の革製品にも使える。
顔料が入ってないので、革の風合いが変わらない。
ワックスが乗りやすい。

・イマイチな点
補色、隠蔽力が低いため、キズやスレは隠れない。

 

次は、フランス代表Saphir クレム1925 です。

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・良い点
補色、隠蔽力は高く、キズやスレを隠し易い。
塗った後のつやが、鮮やかで、はっきりしている。
色の種類が豊富。
ロウが多く配合されているので、鏡面磨きし易い。
半ワックスのような使い方も出来る。

・イマイチな点
成分が油分のため、ベタつきがある。
開封後に時間が経つと、揮発して固くなり使いづらくなる。
気を付けないと、シミになる場合がある。
隠蔽力がある反面、コバなどに付くと落ちにくい。

 

三つ目は、ドイツ代表Collonil 1909シュプリーム

IMG_3357

・良い点
さらっとして、よく伸びて使い易い。
革への浸透力が高い。
塗った後に、ツヤツヤ、サラサラになる。
ベタ付きのあるエナメルに塗ると、ベタ付きが一時的に良くなる。
男性用の香水の様な爽やかな香り。

・イマイチな点
塗布後にサラサラになる反面、ワックスが乗りにくく鏡面磨きしにくい。
ツヤは出るが、長持ちしない。

 

最後になりますが、近々ケア用品の新製品を発売致します。
こちらです!! The Leather Sole Oil です。

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皆様から多くのご要望がありました革底用のソールオイルです。
当店の磨きで使用している物と、全く同じものとなります。
発売日、値段など詳細が決まりましたら、また発表させて頂きます。

 

清水

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Brift H