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2015.09.16 Category| スペシャルな施術
SPECIAL
イタリアの日々の記憶…
ローマとフィレンツェで暑い日差しを浴びまくっていた夏が終わり、一気に秋めいてきました。
当店でも続々と秋らしい色味の靴のご注文を頂いております。
美しいですね~
秋って1年の中で、一番テンションと物欲があがる時期ですね。新しい靴を購入された際は、是非Brift Hに!磨きと一緒にハーフラバーやトゥスティールを施してあげましょう。(※修理には2週間程お日にちを頂きます。)
Buona sera.山地です。
本日は、特殊修理の一例を紹介させて頂きます。ソールの修理は、第三者からは見えない箇所です。この見えない箇所にどれだけ拘り、気持ちとお金を費やしてあげてるか。これこそ紳士、男の美学ですね。スーツの台場仕立てやノーループ/サイドアジャスターなどは良い例ですが、靴でもフィドルバックやベベルドウエスト仕様は正しくそれらと等しいです。
それでは始めましょう。
まずはこちら。
ハーフレザーの半カラス仕上げです。靴愛好家の方はご存知のGAZIANO & GIRLING。既成靴では珍しいビスポーク特有の構築的でセクシーなソールです。修理の際は、ハーフレザーで厚みを修復しつつ最初の美しさは再現させて頂きました。Brift Hは、ただ修理するのではなく美しい仕上がりを目指します。
もしオールソールが必要になった場合は、フィドルバック、ウエストとヒールの段差まで再現致します。
写真のように、ちゃんとフィドルバックの構築的な盛り上がり方が表現できています。GAZIANO & GIRLINGらしさを維持されたい方は、是非ご相談下さい。
さて、また別の靴での特殊な一例を紹介させて頂きます。
なんと芸術的な釘打ち!フィレンツェでお世話になったil micio(イル・ミーチョ)の靴です。レザーヒールは滑りやすいですし削れも早いですが、音や見た目はとてもかっこいいですね。こういった再現が難しいとされる装飾的な表現も、出来る限り対応致しますので、どうぞお気軽にご相談下さい。
秋に向かって、是非お足元の準備を始められてはいかがでしょうか。ご来店をお待ちしております。
Brift H 山地
written by brift-h