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2014.08.19 Category| すべての記事
キズ補修Returns
毎日、暑い日が続きますが、皆さん夏を満喫していますか?
自分は先日、世田谷の公園でBBQをしてきました。環七からすぐの公園ですが、まるで森の中。蚊に刺されながらも、煙に燻されながらも、美味しい肉と野菜を沢山食べてきました。
という訳で、キズ補修担当の北見が送る、久し振りのキズ補修のご案内です。
キズ補修といえば、今まではつま先の補修ばかりご紹介してきました。
もちろんつま先は当たりやすい場所なので、つま先の補修が多いのは勿論なのですが、
実はつま先以外の補修も可能なんです。
例えば、カカトや靴のサイド・・・。
ということで、まずはカカトの補修のご紹介です。
カカトって時々こんなキズがつくことありますよね。
実はカカトもキズ補修がしやすい場所なんですよ。
というのは、カカトにも固い芯が入っているからなんです。
先程の傷ついたカカトを補修すると、キズが完全にわからなくなりました。
カカトのキズも黒い靴であれば、ここまでキズをわからなくすることが出来るんです。
次はサイドのキズ補修です。
正直申し上げますと、サイドは難しい場所なのでできない場合もありますし、
おすすめしない場合もあります。
ですが、今回は範囲は広いですが、あまり深くなく擦ったような跡だったので
キズ補修が可能でした。
キズ補修前の状態はこちらです。
ちょっとこすれて丸いキズがあるのがわかりますね。
このキズについては、珍しく表面を顔料で塗装する方法で補修しました。
キズ補修は革の上からの塗装ではなく、革自体を染めて補修することが多いんです。
顔料のメリットは、元の靴の色を維持できることです。
染める場合ですと、キズがある場所がどうしても色が濃くなってしまうので、
塗装の場合は、例えば元の靴の色が薄い色も、薄いまま仕上げられます。
ただしデメリットもあって、深い傷の場合ですと厚塗りをせざるを得なくなり、
そういった場合は革の質感がなくなってしまうので、おすすめいたしません。
補修後の状態はこちらです。
色の調合は非常に難しいのですが、できる限り近づけられるよう頑張ってみました。
全く同じ色とは言えませんが、かなり目立たなくすることができたと思います。
余談ですが、自分のこんな大きな手でキズ補修できるのは
プラモ少年だった自分が役立っています。
いつどんな所で何が役立つかわかりませんね。
ありがたやありがたや。
こんな風に、キズ補修はつま先以外にも色々とできる場合があります。
ですが、場所や深さ、大きさによってできない場合もございますので、
全てのキズを直せる訳ではないですが、何か気になる靴があればぜひご相談下さい!
※キズ補修は、まず補修可能か否か、可能な場合は補修料金についての
お見積もりを1週間頂きます
ご了承頂いた場合の施術期間は、磨きも含めて2週間頂きます。
※キズ補修とは別途で、靴全体の磨き(¥2,376)も行わせて頂きます。
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written by brift-h