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2013.02.12  Category| すべての記事

休日のお勧め

皆様こんにちは!南青山一の超薄塩顔男子の山地です。
いつも顔が霞んで滲んでボヤけ気味で今にも消えてしまいそうです。
そんな消えそうな顔の私ですが、せめて服だけでもかっこよく装えるよう日々努力しております!
今年もイタリアファッション全開でご対応させて頂きますので宜しくお願い致します!
大変ありがたいことに、今月も多くのお客様にご依頼を頂いておりまして、現在お預かりさせて頂いている靴達の足数が物凄いです。
皆様いつもありがとうございます!
山地 Brift.JPG
さて、今回は完全にプライベートな内容です。
昨年末からDress Shoes LOVERの間では話題になっている展示に行って参りました!
Modern Art Asing Leather Shoes
山地5.JPG
鎌倉画廊にて開催されております。
展示スペースには、絵画、モニュメント、そして合計72足もの靴達!
全てオールデン!
しかもコードバン!
セレクトショップ、ヴィンテージショップ、是非並べて欲しいと要望した一般の方からリースしているとの事ですが、あれだけの数量が集まるとすごい重厚感のある光景でした!
様々なデザインや色がありますが、コレハスゴイ!という飯三杯食べられそうな楚々られるものもありましたよ。
なかなかお目にかかれない旧式ロゴのいかつい子。
今は生産待ちで手に入らないと噂のタンカーブーツ。
一番度肝を抜かれたのは、Vチップをオールソール交換でシャークソールにカスタムされたもの!
あんなオールデン見たことありません!しかも思いのほか可愛いのです。
参りました!
オールデン、コードバンLOVERの方はお勧めです!
山地3.jpeg
個人的な見解ですが、オールデンはキレイに磨いても、ガシガシ履いてくたびれさせても、どちらも美しい経年変化が現れる靴だと思います。
ワークブーツであれば当てはまるブランドも多いですが、ドレスシューズで両者の美しさを併せ持つブランドは、そう多くありません。
オールデンは1884年創業当初から整形法の観点で作るカスタムメイドや矯正靴を得意としてきたブランドです。
モディファイドラストの土踏まずの突き上げ感は正しくそういった由来に基づくものでしょう。
それだけでなく、ラストや色、グッドイヤー製法やストームウェルトといったワークテイストのディテールをドレスシューズに落とし込む感性は、アメリカのスピリットを受け継いできたアメリカ発祥ブランドだからこそ生み出せた逸品!
ちなみにコードバンは、世界でアメリカのホーウィン社と、日本の新喜皮革さん、そしてイタリアのどこか(笑)の3社のみ。だから本当に希少な革なんですね。(キズと雨に対してはデリケートなのでお気をつけ下さい!)
おっと急に話が反れました!
兎にも角にも、芸術と靴という新しいアプローチは、私達靴磨き職人も興味深い方法です。
是非皆様も行かれてみて下さい!靴に対して何か新しい感覚と見解が発見できるかもしれません。
開催が2月17日の日曜日迄です!
最後に、観光がてら鎌倉へ。
漫画家、横山隆一氏の邸宅跡地に建てられたスターバックスに行きました。
テラスで飲みたかったのですが、空席待ちのお客様が多く座れませんでした!残念!
山地4.JPG
山地

written by

Brift H