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2021.03.20 Category| すべての記事
“Crown Clown” Bespoke Panama Hat !!!
お久しぶりです。
山岸でございます。
最近は大分暖かく春めいてきましたね。
天気のいい日も多くて外に出かけたくなる日々が続いています。
さて、今回は皆様にお知らせがございます!
来る3月26日㈮〜28日㈰
ご存知Crown Clownオーダー会を開催いたします!!
昨年の10月に開催した際にはフェルトのハットを沢山の方にオーダー頂き、ハット文化という物がより身近に感じていただけたのではないでしょうか。
今回は夏に向けて、パナマハットのオーダー会でございます!
パナマハットって何となく夏の帽子のイメージはありますが、具体的にはどんなものなのか分からないって方も多いと思います。
今回のブログは、パナマハットについて少しお話しいたします。
実はパナマハットは「パナマ」ではなく、その多くは「エクアドル」で生産されています。
何となく聞き馴染みのある「モンテクリスティ」はエクアドルの地名で、パナマハットの名産地なんです。
エクアドルにしか育たないと言われているトキージャ草(トキヤ草)という植物を原材料としており、細く割いた繊維を脱色や乾燥などを経て帽子の形に編み込んでいきます。
自然由来の素材であるため機械で均一に編むことが出来ず、今でも一つ一つ手作業で編み込んでいく昔ながらの方法で生産されています。
実は現地では多くが主婦や子どもたちの手によって編まれている、言わば「伝統工芸品」なのです。
手作業であるが故に、一つ一つの表情が違ってまた魅力的ですね。
そうして古くからエクアドルで親しまれてきたハットは、20世紀にアメリカのルーズベルト大統領がパナマ運河訪問時に着用したことから世界的に「パナマハット」の名で知られるようになったのです。
こんな風にざっくりと歴史をたどるだけでも、とても興味深いですよね。
段々とパナマハットの世界に入り込んで来たのではないでしょうか。
今回のオーダー会ではパナマハットの素材や色、形を選んでいただき、自分だけのオリジナルのハットをお作りいただけます!
さらにビスポークならではのポイントが!
帽子を成型する際に頭の形にしっかりと合わせて作れるように、木型の作成を行います!
前回のオーダー会の時にご紹介したのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、「ベン」と呼ばれる頭の形を模した木型は靴で言うところの「ラスト」そのもの。
足と一緒で頭の形も人それぞれ。一つとして同じ形はありません。
実は帽子のフィッティングは頭の形の影響が非常に出やすいのです。
「日本人はハットが似合わない」なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
平均的に日本人の頭の形は丸に近く、ヨーロッパ人は楕円形だと言われています。つまりヨーロッパの方は前後に長く、日本人は横に広いのです。
それによって何が起きるかというと、、、
帽子をかぶったときにツバの倒れ方が違うんです!
縦に引っ張られると、、、
ツバが前後に落ちてスタイリッシュな印象に。
横に引っ張られると、、
ツバが左右に落ちてあまりかっこよくは見えません。
これが、日本人に帽子が似合わないと言われている要因にもなっているのです。
しかし、今回は何と言ってもビスポーク。
そのあたりはバッチリ対応してくれます!
頭の形の木型に合わせることによって、持ち主の方が被った時に一番キレイに見える状態で作成することができます!
靴も帽子も見た目のカッコよさはもちろん、しっかりと自分にフィットすると言うのが一番大切になってくるんですね。
ここまで細かくオーダーできるのはCrown Clownだけと言っても過言ではありません。
この機会を皆様お見逃しなく!!!
Crown Clown × Brift H
Bespoke Panama hat Order
2021年3月26日(金)~3月28日(日)
Brift H Aoyama
Bespoke… ¥110,000+tax ~
Ready made… ¥60,000+tax~
お問い合わせはBrift H Aoyamaまで!
暑い夏に開襟のシャツを着て、パナマハットをサッと被って。
そんな夏の相棒を手に入れてみてはいかがでしょうか。
written by yamagishi