BLOG
2015.06.17 Category| すべての記事
Brift H in Italy
皆様 Buongiornoです!!
先週1週間臨時休業によりご迷惑をお掛けしまして申し訳ございません。
その間ぼくらは靴磨き広めるため、革をより知って靴磨きの技術により研鑚を重ねるため
イタリアへ研修旅行に行ってきました。
イタリア靴と聞くとロングノーズで華奢なイメージの靴ですが、がっちり作りこまれたイタリア人特有の陽気で人間味のある遊び心ある靴達に会ってきました。
今回イタリアのローマ、フィレンツェ、ミラノをそれぞれ2人ずつに分かれ
ステファノベーメル、マンニーナ、イルミーチョ、マリーニ、三越ローマ店、革のなめし工場などを回ってきました。
盛沢山の内容なので少しずつ紹介していきます。
ハイ!
まず僕等はフィレンツェのStefano Bemerへ
もしかしたら一度はお聞きしたことがあるかもしれません。
革の魔術師ことStefano Bemer(ステファノ ベーメル)!
Stefano Bemerは1988年にイタリアのフィレンツェで創業し、
ブランド名は創業者のステファノ ベーメル氏が自身の名をつけたものです
Stefano Bemer氏がお亡くなりになられ工房を移し現在は教会をリノベーションしまた新しいスタイルの靴工房になっております。
入口に入ってまず目の前にドンと職人さん達がビスポークの靴の作成中で、その周りを既成靴がズラッと並んでおり
2階はビスポークの靴のサンプルが並んでおり社長さんのオフィスになってにもなっています。
そして3階はここ1年くらい前に始められた靴の教室になっております。
ここからベーメルの職人に引き抜かれることがあるのだそうです。
ベーメルの職人になるとまずこのつま先だけの靴を作りハンドソーン の仕組みを勉強するようです。
確かに断面図で見るとより分かりやすい!
さて僕たちはカウンターをお借りし磨かせて頂きました。
生徒さん達も皆磨きを熱心に磨きを覚えていかれました。
Stefano Bemer氏本人は残念ながら2012年48歳という若さで亡くなられたのですが
革の魔術師と呼ばれる色々な作品を拝見させて頂きました。
Stefano Bemer氏はとにかく面白い遊び心があるものが好きだったらしくお店にも
刃物のようなつま先に両足揃えた時に一つの作品になるような靴、最高級の織で作られたキャンバス地の
ローファー、ヒールがソールの中に入っているオパンケ製法の靴、ロシアンカーフやエレファント、シャークレザーの靴等々…
靴以外にもこの革靴が出来る過程を革靴を履いたアヒルが進んでいくというポスターも飾られており
自由な発想のStefano Bemer氏の一面が見れたような気がします。
その後場所は移りFour Seasons HotelにもStefano Bemerが併設されておりその中でも少し磨かせて頂きました。
今は国内だと伊勢丹でしか見ることはできないかもしれませんが興味のある方は是非!!
それでは次回もお楽しみに。。。
有薗でしたー。
written by brift-h