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【新商品】THE WAXのご紹介 

Category|ケア用品、販売品など

皆様ごきげんよう。靴磨きのキングこと長谷川です。

昨日は金正〇氏と国交正常化を実現するために、平壌での靴磨き選手権大会の実施に向け会談をしておりました。

氏は黒の革靴しか履かないようで、頑なに大会で使用する靴は黒のキャップトゥにするおっしゃられてました。

2019年、なんとか実現するようにしっかり取りまとめてまいりますので皆様ご期待下さい。

 

なんて、冗談は髪型だけにして。

 

気づけば前回のブログから3か月も経ってしまいました。なんてこった。。。

2月に開催された”靴磨き日本選手権大会”以降、店舗の運営に追われ、イベントに追われ、仕事に追われ。仕事は追わないといけないものだというのに情けない限りです。このブログを楽しみにしてくださっている1億2000万人の皆様、本当に申し訳ございませんでした。

最近はインスタグラムは熱心に更新しているので良かったら

Brift H AOYAMA アカウント : https://www.instagram.com/brift.h_aoyama/

THE BARアカウント : https://www.instagram.com/thebar_by_brifth/

THE LOUNGEアカウント :https://www.instagram.com/brift.h.sapporo/

長谷川裕也アカウント : https://www.instagram.com/yuya.hasegawa.brift.h/

をご覧いただけたらと思います。

 

さて、本日は2月3日の大安吉日に発売開始したBrift H渾身の一品、油性ワックス”THE WAX”についてご紹介したいと思います!

THE WAX オール

今までに”ブラシ”は手植えのブラシで「江戸屋」さんにお願いしており、

”クリーム”は最高品質を実現するために「某化粧品会社」さんにお願いしたり

”磨き布”はオリジナルのネル生地を制作するために「某晒染会社」さんにオリジナルレッドに染めて仕上げも光りやすい毛並みにして頂いたり

全てのオリジナル商品に関してこだわって作ってきました。

 

最後に残されたのが”油性ワックス”でした。これに関してはSAPHIRとKIWIで十分じゃん。って思っていました。

SAPHIRからはミラーグロスも販売されて「よしよし、これで乾燥させる手間もなくなる」なんて思って使っていました。今世の中にあるワックスで十分と満足していました。

 

ただ、我らBrift Hが靴磨き職人目線でワックスを作ったらどうだろうかと改めて思い立ち、ワックスを作るなら世界一光るワックスを作ろうと思いお声がけしたのが矢澤株式会社さんです。そうです、靴磨きマニアの間で話題のYAZAWAです。

今回のTHE WAXは矢澤株式会社さん通じて、日本最古の油性靴クリーム工場に製造をお願いしています。

THE WAX BLK

YAZAWAのスタンダード商品をベースに、サンプルを9回作成していただき、とにかくロウ分を高めていった結果固くて伸びないくらいまでいってしまいました”(-“”-)”

そこから逆に希釈していって使い心地良くしっかり光る状態に仕上がった9Aというサンプル番号のプロトタイプが今回のTHE WAXです。

特徴としては蓋を開けた日から速攻で使えます。乾燥させる手間はいりません。

ほかのワックスと比較するとよく分かるのですが革への食いつきが半端ありません。

なので最初にベースの膜を作るのが早く、鏡面磨きの初速が半端なく上がります。効率上がること間違いなしです。

THE WAX BLK KIWI

※KIWIと比べるとロウ分が多いので透明度は低いです。

 

ただし、少し使い心地には慣れが必要です。

なぜならマックスまでロウ分を高めているので、通常のワックスのようにドンドンワックスを乗り重ねていくと逆に表面がべたべた、ボッテリしてきます。

コツは、まず指でベース薄く塗った後に少量を伸ばして塗っていくことです。

 

THE WAX NTR

またもう一つの特徴は、シワ部分などの革が曲がるところに塗布しても比較的割れてきません。

これはワックスの成分であるカルナバロウがかなり上の等級を使っているため革への食いつきがとにかく良く、剥離してきにくいからです。

ぜひご自身の目で、手で試していただけたら幸いです。

THE WAX NTR KIWI

※NATURALもKIWIに比べてロウ分が多いので濃い色です。KIWIが牛乳だとしたらTHE WAXは練乳です。

 

(容器について)

容器はスクリュー缶にしているのは溶剤が揮発しないように。トンボが壊れないように。です。

使い終わったら蓋っとしっかりしめてください。使い切る前に乾燥しきって使えなくなってしまうと残念なので。

 

さて、いまBLACKとNATURALの写真は見て頂いましたがBROWNとBURGUNDYの色には調色もこだわりました。

THE WAX BRW

THE WAX BRW SAPIR

 

まずBROWNですが、SAPHIRのミディアムブラウンに比べて少し濃い&少し赤味があります。

写真ほど実物は赤くないのですが幅広く茶靴に対応できるようにしました。

 

 

 

THE WAX BUGTHE WAX BUG SAP

 

BURGUNDYに関してはホーウィン社のコードバンのバーガンディーカラー(NO8)に合わせて調色をしました。

SAPHIRのマホガニーと比べると少し色が薄く見えますが、それはロウ分が多く有機溶剤が少ない影響です。実際ティッシュなどに取るとTHE WAXの方が少し濃いです。

THE WAX BUG ALDEN

 

ALDENのバーガンディーの靴を一緒に撮影しました。

これであなたのコードバンもすぐに輝くでしょう!!

 

ぜひ皆様、Brift H渾身のワックスをお試しください!

Brift H各店舗とECショップと全国のBrift H商品取り扱い店にて購入可能です。

 

【Brift H商品 正規販売店】

TWTG shoeshine (大阪)

凛靴 (京都)

Y’s shoeshine (静岡)

AZALEA (富山)

岡本屋履物店(山梨)

MÜTTE’ (岡山)

山村製靴店 (大分)

 

 

皆様、どうぞよろしくお願いいたします!!

 

written by 長谷川 長谷川

大会を終えて

日頃よりBrift Hをご利用、応援して頂いているお客様皆様へ

 

ご無沙汰しております。山地です。久々にブログを書かせて頂きます。

先日、日本で第一回目として開催された靴磨き日本選手権大会。Brift H代表として私山地が参戦致しました。

結果から申し上げますと、2位でした。不甲斐ない結果となってしまい大変申し訳ございませんでした。いつも一緒に働いている仲間のため、そして何よりお客様皆様のために絶対優勝すると意気込んでおり、昨年末からかなり追い込んで当日まで仕上げて臨みましたが勝てませんでした。私としては優勝して日本一という売り文句を得て様々な事を考えていたのですが、やはり日本一という肩書には届きませんでした。というか石見さんと杉村さんの磨きが上手すぎました。

恐らく参加された選手皆様が思ったでしょうが、別の環境で磨くことが非常に難しい。僕は入社して以来色々な場所、環境、道具で磨いてきましたが、今回の環境は本当に難しかったです。ただ、様々な想定外の状況に対してうまく適応し、いつも通りのパフォーマンスを発揮できる方が一流なんだということも実感しました。私は想定外の事が多すぎて、対応しきれなかったです。決勝戦ではまともに磨けなかったので、20分のカウントが終わった瞬間「これ負けたな」と心で思ってました。

石見さんと杉村さんの磨きを動画で拝見しまして(今までお二人の磨き方を見たことがありませんでした)、私の焦ってどうしようもなくなった磨き方とは全然違って冷静な雰囲気でしたね。勉強になりました。

 

第一回目の優勝者は石見さんでした。おめでとうございます!

 

 

決勝戦磨き中

優勝トロフィー授与

優勝者 石見さん

今回の大会で、初めて直接お会いする職人の方と交流ができ、不思議な仲間意識が芽生えたような気がしました。全国の方が集結する機会は非常に充実した有意義なものとなりました。皆様ありがとうございました。地方への出張があった際は皆様のお店に伺います。

 

私は大会終わってしばらく魂が抜けた状態でしたが(今も少し放心状態ですが)徐々に傷が癒えてかさぶたが出来始めたくらいです。またこれから自分のことも含めて色々考えなおして仕事に取り組みたいと思います。

お得意様に結果を報告させて頂いた際の、冗談を含んだ慰めのお言葉でかなり救われました。ご対応でも大会でもあと一歩足らない人間ですみませんでした!頑張ります!引き続き宜しくお願い致します!

written by brift-h brift-h

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Brift H