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  • 小銭入れのRECOLORです。赤茶の革を黒に染め変えて欲しいというご要望でした。
    まず最初に元々の色が薄くなるように一度全体を強力な溶剤で拭きます。その後に黒い染料を何度も染みこませて乾燥を繰り返し、黒が定着したら最後に磨いて仕上げます。なかには表面を塗装して色を変えるお店も多々ありますが、それをやってしまうと革の表情がなくなり魅力もガタ落ちします。なので僕たちは出来る限り染料を使って色を変えていきます。愛用品の色が変わるのは楽しいものです。

  • バーガンディーをネイビーブルーにRECOLORしました。
    まず初めに全体の色をでき限り抜くために強力な溶剤で拭きます。※やりすぎると革が荒れてしまうのでとにかく気を付けます。
    革がすっぴんになったら、全体にネイビーブルーの染料を染みこませていきます。染色と乾燥を繰り返し色が定着させます。
    こちらの靴が元々アンティーク調の色ムラがあるので、その部分は活かしながら濃淡をつけて仕上げました。
    生まれ変わった一足。これからの変化も楽しみです。

  • 20年選手のJ.M.WESTONのローファーがクラック(ひび割れ)をおこしてしまい【クラック補修】をしました。
    クラック補修の方法は企業秘密なので言えませんが、基本的に完全に直せる訳ではないので再発はすると思って頂いた方が良いです。※革によって差があります。
    表面のクラック補修と共に、靴の内側からも厚い革をパッチ状にして裏からの補強もかけます。※フィッティングがきつい方は痛くなるかもしれません。
    まだまだ開発途中の補修ですので、靴によって出来ないものが多々あります。比較的グッドイヤーの靴は直る革を使用しています。

  • こちらは【キズ補修】の靴ですが、幸いにも元々アンティーク仕上げになっているのでかなり綺麗に直りました。
    傷がついてしまった場合、革の表面をやすりで削って傷を消します。その後表面を自然な風合いになるように染料で染色して表面を綺麗に仕上げていきます。
    この際に多少色ムラが出てしまうので黒以外の靴のキズ補修はアンティーク仕上げにて完成させます。均一に色を戻す事が出来ないからです。
    革の風合いもそのままに自然に仕上がりました。

  • こちらのキズはかなり深く、しかも靴全体の革の色が均一なので自然な仕上がりで直すにはかなりレベルの高い技術が必要な補修です。
    特に補修箇所が目立たぬように色を合わせて塗装を掛ける【塗装仕上げ】が大変難しいです。
    基本的には革の元々の風合いを残す為に顔料は塗らないのですが、こちらの靴のような色が均一な革には有効です。
    色の調合のセンスが問われるBrift Hならではの高等技術です。

  • The Briftという当店の靴磨きフルコースに【アンティーク仕上げ】も一緒に施した靴です。
    つま先とカカトを少し濃くしてアンティークの靴のような雰囲気に仕上げました。
    少し濃いブラウンの染料で色を入れて、自然な雰囲気になるよう馴染ませてから磨きをかけて完成です。

  • The Briftではスエードの靴も綺麗になります。
    全体をブラッシングして革の状態を把握して、汚れがひどい所はサンドペーパーで表面の汚れを除去。他の部分は金ブラシで表面の汚れた繊維をかるく取ります。
    表面の汚れを取ったのちに、火で全体を炙り、荒くなった毛並みを整えます。最後にスエードスプレーで補色と防水して完成です。
    白っぽくなっていたブラックスエードも黒々と蘇りました。

  • The Briftと言えば当店の靴磨きフルコースのメニュー名です。
    まず靴の中をアルコールで隅々まで拭き、次にコバをサンドペーパーで削って表面を整えます。コバインクを塗れば新品の時のようなコバになります。
    アッパーは汚れ落とし、栄養補給、最後は鏡面磨きをしっかりと行い最高の一足に磨き上げます。
    靴のデザイン、革の質、TPOに合わせて仕上がりは変わってきますのでお気軽にご希望をお聞かせください。もちろんこちらからの提案もさせて頂きます。

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