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2013.06.04  Category| すべての記事

〜色々な色味の色調整〜

こんにちは!!!!!
有薗です!
今回は色調整特集です。
色調整の中にも作業は2種類あるんです。
塗装染料がありそれぞれの作業を紹介していきます。
まずは塗装編!!
JM1.jpg
JMWESTONのローファーです。
こちらの靴は左側のバンプ部分がクリーナーをかけすぎた為に革の色が抜けてしまい、クリームで補色しようとすると色が入っていかないのです。
んー光が反射して分かりずらい・・・・
WESTONの革は履いていく内に色が少しずつ抜けヴィンテージ感がでてくるのですが
ほぼ新品の状態で色の差が出てしまうと少し違和感があります。
染料で色を入れようとするとムラになったりシミになったりします
そこは塗装をかけ色味を合わせていきます。
JM2.jpg
色味も合いだいぶ目立たなくなりましたね。
プレーン白1.jpg
もう一足はクリーム色の染み補修です。
こちらの靴はお酒をこぼされて完全に革に染み込んでいるため抜けません・・・
完全に色を染め替えて別な色にする方法もあるのですがお客様の要望で色味はなるべくそのままにしてほしいとのことでこちも塗装をかけました。
プレーン白2.jpg
こちらのような白っぽい革はもともと表面を塗装しているものが多く、つま先やカカトがスレて削れてしまった靴などはほとんど塗装が剥げてしまっているものが多いです。
こういった場合は塗装という形になります。
塗装とはペンキの様に革の表面に色をのせ、現状の色味を維持することが出来るのですが履いていく内に塗装が割れたり、擦れてしまった場合塗装をかけなおす必要があります。
色味は基本いろんな色に対応出来ます。

最後に染料編!!
サンクスリスピン1.jpg
最後はサンクリスピンのブラウンアンティークのローファーです。
こちらの靴はつま先、カカトを濃くインパクトが欲しいということで染料を入れ革にしっかり染み込ませたのちダークブラウン、ブラックのクリーム、ワックスで仕上げております。
サンクリスピン2.jpg
サンクリスピン3.jpg
んー色気出ましたね。
染料とは、革の中に色を入れていく方法になり、色調整する際は革には優しいのですが、色が均等に入りづらく、基本は薄い色を濃くしていく方法になります。
革って本当にたーーーっくさんの色がありますね!!
色味にお困りの際は是非一度ご相談を!!!!

有薗でした!!

written by

Brift H