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2014.10.28  Category| すべての記事

修理の大事なお話。

こんにちは!事務員 小林です。
秋のキャンペーンで抽選券を引いて頂いたみなさま、当選番号のチェックはお済みでしょうか?
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さてさて、本日は修理のお話です。
うちは磨き屋なので、靴の見た目のカッコよさ、きれいさに目が行きがちですが、
(もちろん靴磨きは見た目だけではなく、靴をより良い状態にする目的も大前提ですが)
「修理もできますか?」というお問い合わせも多々頂きます。
ハイ、修理も行っておりますよー!
ファッションとしての靴も重要ですが、「道具」として靴を考えた時に
アッパーをしっかり磨いてもカカトが擦り減っていたり革が破れたりしていると、
そもそも靴としての役割を果たせませんよね。

靴の役割・・・、色々とありますねが、第一に足を守ります。
そしてその足って、人間の体で「第2の心臓」と言われるほど重要なパーツです。
またシンプルに、道具、例えばハサミの切れ味が悪かった場合、作業が滞って気分も腐ります。
靴も道具として考えた時に、同じだと思うんです。
しっかり足を守って快適に気持ちよく歩くためには、修理も大事なのです。
ということで、本日はご依頼が多い修理で、皆さまにもぜひチェックして頂きたい箇所ののご紹介です。
まずは修理で1番多い、ヒールの交換です。
ヒールが擦り減っていると「自分、歩き方が悪いんです・・・」とおっしゃる方がいますが、
そんなことはありません、ヒールは擦り減って当たり前なのでご安心ください。
左が交換前、右が交換後です。
1.JPG
ヒールが擦り減っていると靴のバランスが悪くなり、
バランスが悪くなると本来力がかからない場所に力がかかってしまい、
その場所のステッチ(縫い)が切れてしまったり、はたまた革が裂けてきたりして、
靴全体、思わぬ所に悪影響が出てきます。
擦り減ったヒールの靴は、なんだか心もとないです。
新しいヒールに交換した靴を履くと、地に足ついてる~♪と実感できると思います!
ヒールだけでなくソールの前側なども大事です。
毎日、唯一地面に接して頑張ってくれている場所です。
ソールがダメになる=(大袈裟に言うと)歩けなくなる=靴本来の役割を果たせなくなってしまいます。
お次は、靴のこんな所が裂けてしまった!という例です。
こちらの靴はプレーントゥで、羽根の根元の「カンヌキ」と呼ばれる所が裂けています。
痛々しいですね・・・(涙)
<Before>
2.PNG

<After>

3.PNG
このような場合は、また裂けが起きないように靴の内側に補強材を入れて、
靴の表革には裂けをカバーする形で革を当てます。
裂けの範囲にもよりますが、補修跡はほぼ目立ちません。
Uチップだとこんな風にモカ(Uの字部分)までどんどん裂けてきます。
モカ部分も再現可能ですので、ぜひご相談ください。
4.JPG
こういった症状は、Aldenなどコードバンの靴でのご依頼が多いです。
理由としては、コードバンはスムースレザー(ふつうの革)と繊維の形状が異なっており、
一度裂けが入るとどんどん広がってしまう形状の為と思われます。
コードバンの靴をお持ちのみなさま、お持ちの靴がこのような裂けが入っていないか
ぜひ一度チェックしてみて下さい!

さてお次は、カカト内側の補修です。
カカト内側もヒール交換等のソール周りの修理に次いで多いです。
履いていると徐々に内側が擦れてくるので、新しい革を当てて補修します。
ココはソール周りよりも目がいきにくく、ご自身で気付かれないことが多い場所でもあります。
早速ビフォア・アフターのご紹介です。
<Before>
左足が特にひどく、カカト内側に入っている芯までやられてしまっています(泣)
5.JPG
<After>
内側の芯もしっかり補強して、また生まれ変わりました。
IMG_1084.JPG
靴べらを使わないで履いたり、紐靴で紐をほどかずに無理やり履いたりすると、
このようにカカトの履き口も破れてしまったり、型崩れの原因になりますのでご注意を!

最後はちょっと変わり種のご紹介です。
クロコのヴィンテージの靴ですが、所々クラック(ひび割れ)が入っていました。
お客様が購入された際に、既にそのクラックをジグザグに縫い合わせる方法で補修されていて、
それと同じように他のクラックも縫って下さい、というご依頼でした。
言葉ではわかりづらいと思いますので、こちらの画像をご覧ください↓↓
赤の囲みが元からあるジグザグ縫いで、オレンジが今回補修した縫いです。
IMG_0737.JPG
右足アッパーの真ん中にもジグザグ。ジグザグ、わかりますでしょうか?
IMG_1073.JPG
ご依頼頂いたお客様は「あえて修理した感じを出したい」というご希望でした。
私はなるべく修理跡は目立たなくした方がいい、と考えていましたが、
そんな風に「長く履くために修理を楽しむ」という気持ちもいいな~と学ばせて頂きました。
今日はこんな修理例をご紹介しましたが、
靴、それを履く人によって、靴の傷み方は十人十色です。
たいがいの修理は行っておりますので、こんなのもう直らないよね・・・と思っているものも
ぜひ一度お気軽にご相談ください。
ただ修理は傷みが進む前にお早目に出されることをおすすめいたします!
例えばヒールの擦り減りが大きい場合、その余分な擦り減りを補修する為に
通常よりプラスの料金がかかることがあります。
修理も人間の病気と同じです。
例えば風邪と肺炎。
病状が悪くなればなる程治しにくく、時間もお金もかかってしまいますよね。
ということで、靴を磨いて気持ちよく履くためにも修理もしっかり行って、
がんがん履いていきましょうー!
ローファー好きのめんどくさがり屋 小林でした。
ではでは~。
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