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イギリス研修 Trunk Show at “THE VINTAGE SHOWROOM”

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みなさまこんにちは。

そしてお久しぶりです、こたにです。

 

今回はイギリス研修3日目の内容をお伝えします。

 

初日、2日目と見識を深める日が続きましたが、

3日目は我々の実力を紳士の国イギリスで披露する日でした。

その名も”Trunk Show at THE VINTAGE SHOWROOM”!

世界中のヴィンテージファンの中でも絶大な人気を誇るヴィンテージショップ”THE VINTAGE SHOWROOM”の皆様にご協力をいただきました。

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www.thevintageshowroom.com

 

イベント内容は、お客様の靴のカウンター磨き「1足につき10ポンド」という内容です。

(普段の4000円のカウンター磨きを考えると少々出血サービスでしたね笑)

THE VINTAGE SHOWROOM(以下TVS)の方が今回のイベント用に磨きカウンターをセットしてくださいました。

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イベント中は時間帯を3つに分け職人が入れ替わりながら11:00~17:00まで行われました。

と、まぁ、イベントの様子は僕がお話しするより写真で御覧いただくのが一番だと思うので以下に写真をズラっと。

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最後に集合写真をパシャリ。

と、いった様子でございました!

 

正直、異国の地で自分達が「靴磨きをしますー!」と言ってどれくらい来客があるか全く想像ができなかったので少々不安がありましたが、

天気にも恵まれ、日本人のお客様にも来ていただき、何よりTVSの方々が顧客様やご友人にお声がけをしていただいてとても盛り上がるイベントになりました!

 

イベントの後はパブで打ち上げをしみんなでビールをカンパーイ!

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ロンドンでは(?)夕方になるとものすごい人数がパブに挙ってワイワイお酒を飲み始めるんですねー。

毎日が「花金」のようでした。サイコーデスネ!

 

そしてイベントはまだ終わってはいません。

実は、当イベントにはもう一つ身内だけの重要な内容がありました。

というのも、その日の晩御飯はイベントの売り上げでいただくというものです。

(※イベントの売り上げはBrift HとTVSで仲良く半分こしています。)

つまり、場合によってはその日の晩御飯はスーパーのサンドイッチのみという可能性もあったので、なかなかシビアでした笑

 

そして気になる売り上げは、70ポンド!

70ポンド÷9人=一人7.77777778ポンド!

というわけでみんなでピカデリー付近のチャイナタウンへレッツゴーしました。

(ちなみに入ったお店は対応が悪いで有名なお店だったらしく、たしかに「Excuse me!」と声をかけて思いっきり無視されたのは初めてでした笑)

 

そんな中、みんな真剣にメニューを見ながら予算オーバーしないように料理を選んでいます。

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iPhoneの電卓で足し算しながら一人一品+アラカルト2皿で69.80ポンド。ここでSTOP!

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自分たちの頑張りで食べるご飯はとても美味しかったです(モノによるらしいですが)。

 

というわけで、3日目もなかなか内容の濃い一日になりました。

 

 イベントに足を運んでいただいた皆様、ありがとうございました!

そして、ご協力いただいた”THE VINTAGE SHOWROOM”のロイさん、サイモンさん、パトリックさんありがとうございました!

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足元シャッキーン。

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written by brift-h brift-h

イギリス研修 ビスポーク靴店見学 @Jermyn Street界隈

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こんにちは!

ロンドンは、20度前後の気温で湿度も低く、上着を着ていて丁度いいくらいでした。

日本に帰って来てからは、連日30度超えの気温で、暑さが堪えます。ロンドンの気候が恋しいです。

今回は、ロンドンの靴好きにとっては憧れの地であるジャーミンストリート周辺の

ビスポーク店を見学させて頂いた様子を中心に、ご紹介します。

まず訪れたのは、「ジョン・ロブ John Lobb」です。

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ジョンロブといっても、エルメス傘下の既製靴を扱うジョンロブ・パリではなく、別会社のビスポーク靴専門店のジョンロブ(通称ロブロンドン)です。

160年以上の歴史があり、今でも代々創業者一族によって経営されています。今回は、代表のジョナサン・ロブ氏を紹介して頂き、見学させて頂けることになりました。

外観には、エディンバラ公、チャールズ皇太子のワラントが掲げられています。

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店内は、160年前から変わっていないのではという歴史を感じさせる雰囲気です。

そして、100足以上飾られているサンプルが、どれも素晴らしいです。

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作業場は地下にあり、かなり広く感じました。
職人の方が、黙々と作業をされていました。

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そして、有名な木型保管室も見せて頂きました。
10,000足以上の木型が積まれ、圧倒されます。

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著名な方の木型も沢山見せて頂きました。
こちらは、故ダイアナ妃の木型です。

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雑誌、テレビなどでジョンロブの店内は見たことはありましたが、
実際に見学させて頂くと、重厚感、風格が想像以上に凄かったです。職人の方も、誇りを持って仕事をしている様子が伝わってきました。

次に訪問したのは、ジョンロブから徒歩数分のジャーミンストリートにある「フォスター&サン Foster & son」です。

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1840年創業のビスポーク靴の老舗で、英国最古のシューメーカーのヘンリーマックスウェルも傘下に持っています。
既製靴の取り扱いもしているため、ジョンロブに比べると普通の靴屋の様で入りやすい雰囲気です。

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店内のサンプルで一際目を引いたのが、有名なブリーチのかかった靴です。

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2階にある工房では、工房長の松田笑子さんに話しを聞かせて頂きました。
松田さんは、木型やパターンだけでなく、ほぼ全ての工程も担当されています。
イギリスの靴作りは分業制が基本ですが、松田さんが各工程に携わることで高いクオリティを保つことができるそうです。

フォスター&サン では、サンプルの靴も磨かせて頂けることになり、
全部で40足近くを磨きました。

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フォスター&サン の工房で靴磨きが出来る機会などないので、とても感激しました。

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最後に私事ですが、Edward Greenを購入したことを少し書きます。
今回はDoverを買うことは決めていたのですが、ノーサンプトンのファクトリーショップではサイズが無く、
ジャーミンストリートにあるお店で、購入しました。

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イギリスでは、約1,000ポンドで、日本の価格約20万と比べると多少お得でした。

イギリスで販売されているDoverはスクウェアトゥの606ラストで、日本で流通しているのが細身の32ラストです。
左が606、右が32です。どちらもかっこいいですね。

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次回もイギリス研修は続きます。

清水

 

written by 長谷川 長谷川

イギリス研修 初日編

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こんにちは。 久々にブログを書きます、小林です。

先日は1週間の臨時休業を頂きまして、皆さまにはご迷惑をお掛けいたしました。 休業中何をしていたのだ?と申しますと、靴の知識を深めるべく、全員でイギリスに研修旅行に行ってまいりました。

前回2年前はイタリアに行きましたが、 やはり紳士靴、王道の国といえばイギリス!

今回はイギリス研修、初日の模様をお伝えします。

初日はロンドンから特急電車で約1時間、ノーザンプトンに行ってきました。

メインはEDWARD GREENの工場見学です。
時々お客様にもノーザンプトンのファクトリーで買った靴なんですよ、なんてお聞きしたり 雑誌の「○○の工場見学」特集とか拝見しますが、想像できるようでできない! しかもイギリス紳士靴の王道でトップレベルのブランド。
お高くとまってるのかしらん?と少―し恐々としていました。

が! たぶんBrift Hスタッフ全員、EDWARD GREENファンになりましたよ。
まず着いて早々、ポリッシャーの方のレクチャーの元、全員で靴を磨くことに。 しおりに「実演を見せて頂く」と書いてありましたが、おいおい磨くなんて聞いてないよ、と私だけ慌てます。 磨きセットをしっかり用意してくれていました。

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なんとまだ24才の若いお姉さんがEDWARD GREEN流靴磨きを実演してくれて、私たちも同じように磨いてみます。

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一番盛り上がったのは、WAXでポリッシュする時に水ではなくてツバを使う所。 一同驚きつつチャレンジ。 ネル生地も私達とは逆の面を使っていたりで、光るようでなかなか光らない。

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みんなエキサイトしてました。

 

オフィスにはサンプル?達がずらりで、見たことがないモデルも。
見入ってしまいますね~。

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お次はいよいよ工場見学。

少人数で数組に分けて見学させて頂きました。 感謝です。

 

まずは革をカットする部屋がありました。

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アッパー周りの女性職人さんたち。
各パーツやその細かい意匠をせっせせっせと作っています。

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ライニングの小窓に書いてあるサイズ表記などの数字。
どの靴にも丸っこい文字で書いてありますよね。

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ソール周りは力仕事で、ほぼ男性職人。

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最後はポリッシャーの皆さん。
真剣な表情ですが、かなり陽気な方たちでした。

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長くなってしまうので大分はしょりましたが、
工程が進むにつれて「この靴知ってる!」となっていって面白かったです。

そして工場の皆さん、とーってもフレンドリーで素敵な笑顔でした。
工程も一つずつ見せて頂いて、なんですかね、当たり前と言えば当たり前なのですが、

・靴作りの細かい工程、それぞれのパーツ作り。知ってはいたけど本当に細かい。 ・それを真剣に、且つ、見学者の私達にもフレンドリーにオープンに見せてくれながら作業している職人さん。 ・アッパーの細かいディティール(ファジングやメダリオン、鳩目など)やつり込み、けっこうガテン系なソールの工程。 各工程の職人さんの迷いのない手つき。
・1足1足、各工程が人の手で作られていく。

などなど、感動しました。

沢山のモデル、色、サイズ展開。 ちょっと気が遠くなりますが、この職人さん達が作られているんですね。

研修のオープニングにこの工場見学をさせて頂けたのは、超ラッキーでした。 皆んなテンション上がってましたねー。

そしてベルトやお財布などをファクトリーで仕入れてきまして、お店で販売しています。 ベルトはすぐに長さ調節可能、お財布は革が気持ちいい! 全て1点ずつです。

ではでは、次回もイギリス研修話は続きます。
See you next time!

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written by brift-h brift-h

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