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幻のロシアンカーフ と 紳士靴三銃士

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こんにちは。事務員 小林です。
期間限定で行っているヴィンテージシューズフェア。
昨日より新たな靴とバッグが加わったので、ご紹介させていただきます。
まずはいきなり超ど級の大物です。
1 バッグ.jpg
年代 : 1786年
ブランド :  不明
価格 : ASK
ドクターズバッグ?何がすごいのでしょうか?
なんとこのバッグの革は、海底で200年眠っていた、かのロシアンカーフなのです。
なぜ200年も、しかも海の底で・・・?
神秘的です・・・・・。

~「幻の革 ロシアンカーフ物語」~

その昔、トナカイの革「ロシア革」は、世界でも最高級とされて珍重されていました。
この革の特徴は、赤の色合い、防水性、害虫を寄せつけない臭気などでした。
今から約230年前、この革を載せた船がロシアからイタリアに向かう途中、
嵐に襲われて難破してしまい、積み込んだ荷物は海底に沈んでしまいました。
約200年後の1973年に考古学調査団体がこの難破船を発見。
船体はもう跡形もありませんでしたが、腐敗に強い革はなんと200年近い年月を耐えて、健在だったのでした。
※参考文献:エルメスの世界 2012年
という、博物館に飾ってありそうな革なのです。
船が出港した時、日本はまだ江戸時代ですね。
年代がわかる鍵もついています。
2 鍵.jpg
革もすごいですが、このバッグがすごいのは、
3 バッグ横.jpg
少しわかりづらいのですが、横から見ると
バッグの前から後ろまで一枚続きの革でできていることがわかると思います。
一般的なバッグの作りは、前・底・後ろのパーツがそれぞれ縫われて作られていますが、
こちらは贅沢にも大きく革を取っているのです。
ひれ伏したくなります・・・。
こちらも販売しておりますので、ご興味のある方はぜひスタッフにお声掛け下さい!
お次は、探されている方も多いのではないでしょうか?のサイズの靴達。
靴が大好きな方にご提供頂きました。ここ数年に購入された靴です。
まずはEDWARD GREEN
EG.jpg
ブランド : EDWARD GREEN
サイズ : 6
価格 : ¥90,000(税別)
名靴の大定番のDover、ラストは32。
色はコニャックです。 
これからどんどん磨き込んで味を出していくのが楽しみな靴です。
これからの季節にはぴったりな色ですし、秋冬は少し濃い色のクリームで磨いて
シックに履いていただくのもおススメです。
2足目はシルバノラッタンジ
ランタンジ.jpg
ブランド : シルバノラッタンジ
サイズ : 5.5
価格 : ¥90,000(税別)
※ツリー付き
全ての工程をハンドメイドで行っている、イタリアの最高級靴。
個人的にも好きです!
お預かりするとなんだか背筋が伸びます。
バセットウォーカーというセレクトショップの別注品で
10年位前のものですが状態はとても良いです。
薄いベージュなので、色の染め替えもどんな色でも可能です。
最後の靴はCorthay
コルテ.jpg
ブランド : Corthay
サイズ : 6
価格 : ¥90,000(税別)
※ツリー付き
モンクストラップですが、一味違う!
パーフォレーション(穴飾り)がアクセントになっており、色も素敵なブラウンです。
ビジネスすぎないモンクストラップがいいですね。
★ご購入頂いた靴は、全てサービスで磨かせていただきます★
毎日暑いですが、新しい靴で装って、テンションあげていきましょうー!
ではでは。
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written by brift-h brift-h

フルブローグ 3足

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皆様こんにちは!
暑い!暑いです!!
外を一歩歩くと汗が一滴したたり落ち、体力の消耗がなんとも激しい!
はいはい!
今回はフルブローグ3足を紹介します。
フルブローグ5.jpg
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年代 : 1980’S
ブランド :  ALDEN
サイズ : 8
価格 : ¥41,800(税別)

オールデンと言えばコードバンですが、こちらはスエードになります。
コードバン以外のカーフやスエードもあまり知られていませんが
ラスト(木型)は904、ハンプトンラストといいオールデンのラストの中でも小さいラストと言われており、形はクラシックなラウンドトゥになります。
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年代 : 1990’S後半
ブランド :  ALLEN EDOMONS
サイズ : 6 1/2
価格 : ¥63,800(税別)
※ツリー付

現在アメリカ靴と言えばオールデンをあげる方が多いですが、アレンエドモンズも人気のブランドの一つです。
革はホーウィン社のコードバン使用しております。
アレンエドモンズの特徴と言えば釘を使わず、硬い鉄のシャンク(土踏まず部分の芯)も使わない、ソールに360度の縫いをかける事により、より歩行しやすく足に馴染みやすい製法です。
フルブローグ2.jpg

年代 : 1980’S初期
ブランド :  CHURCH’S
サイズ : 5
価格 : ¥55,000(税別)

最後は個人的にも好きなチャーチ!
ラストは定番の73です。
前回もチャーチの紹介はありましたが、こちらはバックスキン(鹿革)。
現在バックスキンと言いうとほとんど牛革のスエード部分を使用しており、
鹿革は牛革のスエードに比べ肌触りが良くフワフワしてます。
フルブローグ3.jpg
ロゴは少し消えかかっていますが、ロンドン、パリ、ニューヨークの3都市の表記の旧チャーチ!
プラダの傘下に入る前の貴重な一足です。
ヴィンテージシューズは購入後全てケアをさせて頂きお渡し致します。
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それでは有薗でしたーー!

written by brift-h brift-h

ヴィンテージ シューズフェア

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皆様、こんにちは!今回は早めの更新です
なぜならば!
是非ご紹介したい品物が入荷したから!!
美しいそれを眺め、うずうずしながら、パソコンの前でしまかしまかと…いや、いまかいまかとスタンバイしておりました。嶋香です。
只今開催中のヴィンテージシューズフェア
期間中ではありますが、当店で『Ruther fords』のブライドルレザーバッグを2型、販売いたします!!
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『Ruther fords』…ラザフォードとは、イギリス北部のチェスターにあるラッゲージメーカーです。
もともと馬具で使用されているブライドルレザーを、牛の育成から、鞣し、縫製までの全工程をイギリスで仕上げており、またそれだけではなく、金具や縫い糸などの材料も英国産を用いるという、メイド・イン・イングランドに強いこだわりをもったメーカーなのです!!

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こちらの品はヴィンテージではなく正真正銘の新品なので、一見「ヴィンテージシューズフェアに?」といった疑問もあるかもしれません。
しかし!!

チャールズ皇太子も靴に継ぎ接ぎをしてまで大事に使っているように(2014年6月17日ブログ参照)、イギリスには『物は使えば使うほど良くなる』といった精神が強く、まさに尊敬の意を表して、今回仕入れさせて頂いた所存です!
ということで、まずはラザフォード ミュージックバッグ

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クラシカルな形とアクセントになる金具が素敵です。女子も気になるデザインではないでしょうか?
クールビズな洋服にもよく合いますね!!
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パソコンだってこの通り!!
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Ruther fords / Music Bag ¥59,400 (BLK, NAVY, CHOCOLATE)
続きまして…こちら!ラザフォード トングフォリオ
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ハンドルのない、クラッチバッグタイプです。
小脇に抱えて、荷物は最小限に!な方にぴったりです!
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Ruther fords / tongue folio ¥39,960 (BLK, CHOCOLATE)
育てるヴィンテージとして、味が増していく喜びを堪能して頂ければと思います!!
勿論、ヴィンテージシューズもフェア開催中です!
ご購入の際には磨きのギフトカードをお渡ししてますので、復活ケアはお任せ下さい!!!
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written by brift-h brift-h

モンクストラップ 3足

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前回の更新から時間が経ってしまって申し訳ありません。
やっとの更新は北見がお送り致します。
セールの時期も中盤から後半になりつつありますが、皆さん何か購入しましたか?
自分はシャツを一枚だけ。。。
そして時期外れではありますが、ショールを買おうかどうしようか迷っております。
1880~1900年くらいの100年程前のアンティークで、とても格好いいんですが、裂けたりしていて
かなりぼろい、そしてお値段が二万弱。
この機会を逃すと手に入れられなくなるので、購入したいッ。
だがしかし、ここまでボロボロの物に二万を出す勇気があるのかッ。
ましてや今買っても使うのはまだまだ半年くらい先になりそうだし。
でもアンティークは一点物なので、今買わないと無くなるかもしれないし。
などと、只今葛藤の真っ最中です。
という前ふりは今回のvintageの靴達を紹介する為の布石のようにしか見えませんが、葛藤しているのはホントです。
閑話休題。
今回はモンクストラップばかりを3足、揃えてみました。
最近はダブルモンクを良く見るのですが、モンクストラップばかりが揃うとちょっと新鮮です(笑)
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まず一足目はブラウンのJ.M.WESTON
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こちらは1980年代のモデルです。
特徴的なのがライニングにデュプイカーフを使っているところ。
履いた人の話によると、とても履き心地がよく、靴下を通しても良い革を使っている事が分かるのだそう。
サイズが 8 1/2 なので自分は履けないのですが、その履き心地はとても気になります。
もし購入なさるタイミングに遭遇出来たら、是非感想を教えて頂きたい。
お値段¥49500 になります。
次はブラックのEduard Meier
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こちらは2000年代のモデルです。
因みにこちらの一足はEdward Greenメイドになります。
Eduard Meierと言えば靴好きの間では最古のshoe Makerとして有名なところ。
イギリスとドイツの靴ブランドの夢の競演です。中敷きにはGreenとMeierの二つの名前が入っています。
サイズはこちらも 8 1/2
お値段¥44000 です。
本日最後の一足は日本の雄、Lloyd Footwearです。
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こちらの年代はすみません。不明です。
が、TECNICという1990年代初めに消滅してしまったイギリスのshoe Makerによる製造なのでそのころまでの物なのは間違いありません。
http://www.rushdenheritage.co.uk/shoetrade/Tecnic-history.html
によると、1992/12には吸収合併されてしまったようですね。
Lloyd Footwearというと昔は某E社、現在は某C社で作られている事が有名ですが、TECNICという名前は自分も知りませんでした。今は亡き製造メーカーの物なので、ある意味、貴重ですね。
無くなってしまったブランドメイドとはいえ、革質はきめ細やかでかなりいいです。
こちらのサイズ7
お値段¥27000 になります。
こういったVintageの靴達を見てみると、今まで沢山の靴達をみてきたなぁとは思うものの、まだまだ見たことが無いもの、知らないブランドが沢山あるのでとても楽しいですね。
やはり靴は奥が深い。
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もし寒い時期にショールの事を覚えていらっしゃる方がいらしたら、質問してみて下さい。
その時に買ったかどうかをお教えします(笑)
ショールを買おうかどうか、中々踏ん切りがつかない北見でした。

written by brift-h brift-h

7月 vintage shoes fair 開催!!

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靴磨きを通して
「良いものを長く愛用する。」
素晴らしさを伝えたい。

大変おこがましいですが、今の世の中で当たり前になっている”使い捨て”なんていう価値観を靴磨きから払拭したい。
そんな事を真剣に考えながら靴磨きをしています。
そこで思いつきました。
古い名靴達をBrift Hに並べてみたらどうだろうか??

昔に作られた靴の素晴らしさや、中古品でもしっかりお手入れをすることで新品の靴を買うような気持ちで良い靴を履いて頂く。
靴好きの方ならご存知の方も多いと思いますが、昔の革は今の革と違ってとても良い物が多いのです。
現存しないタンナー(革なめし工場)の革を使用した靴は、今では手に入らなくなってしまっています。
革だけでなく”作り”の面でも、今の靴とは比べ物にならないくらい丁寧に作っている靴が多いです。今のミシンでは縫えないような細かいステッチなど超絶的なディテールがあったりとヴィンテージ靴は魅力がたっぷりなのです。
そんな素晴らしいヴィンテージ靴を集めて、良い物は長く使えるんだ!という価値を伝えていきたいと思い立ちました。
そこで、7月いっぱいVINTAGE SHOES FAIR を開催します!!

そこでご協力頂いたのは、VINTAGE SHOESのみならず、博物館級のヴィンテージ品を多数揃える英国に本店があるお店。
そうです!OLD HATのご協力で開催させて頂くことが出来ました!

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日本では原宿に店舗があるヴィンテージ古着の名店です。

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過去に当店で、「OLD HAT NIGHT」というイベントを行い、ヴィンテージ靴の素晴らしさをオーナーの石田さんにトークショーをして頂いた事があります。

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店中に散らばり普通に行ったら見れないような靴も発掘してきました!!!
そんな珠玉の名靴が揃うOLD HATから特別に靴をお借りして展示販売をさせて頂きます。
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ヴィンテージ靴と聞くと
「今のファッションに合うの??」
と思う方もいると思いますが、今のファッションとも相性ばっちりです!
特に革靴は洋服よりもトレンドというものに左右されにくく、昔も今もそんなにスタイルは変わらないのです。
今の靴も、昔の靴を基にデザインされているものが多いため、今のファッションにもすんなりと合わせて履けてしまうのです。
良いものは古くならない。
THE BEATLESの歌はいつ聞いても良いですし、新鮮ですよね。
まさしく本物のヴィンテージ靴はTHE BEATLESの音楽と同じようなものだと思います。

では、そんな数あるヴィンテージ靴の中から今日は3足ほどご紹介させて頂きます!!

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年代 : 1940’S
ブランド :  Lotus
サイズ : 9ハーフ
価格 : ¥74800(税別)

こちらはLutusという英国のブランドで、ラインニングにCC41というスタンプが押してある正真正銘の40年代の靴です。
※CC41とシビルクローズ41の略で、戦時中の配給切符で購入できた物
なんとも云えぬ曲線美、出し縫いのステッチの美しさ、そしてヴィンテージらしい茶色がたまらないです。
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年代 : 1970’S
ブランド : CHARCH’S
サイズ : 6
価格 : ¥52800(税別)

ご存知チャーチの70年代の靴です。僕も知らなかったのですが、70年代のチャーチは通称ゲテモノコレクション(言葉悪くてすいません!)というのを発売していた時期らしく、その頃の貴重な一足です。
何がゲテモノかというと、この革が特別なんです。なんとキャメル。そうです、ラクダの革です。
靴底は補修してありますのでまだまだ長く履けるタフな革です。
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年代 : 1990’S 後半
ブランド :  EDWARD GREEN
サイズ : 6ハーフ
価格 : ¥107,800(税別)
※ツリー込み 無しだと99800円

90年代後半のモチモチした最高の革を使用したエドワードグリーンです。
ユーズドではありますが、オールソール済でまだまだ元気に履けます。
古い靴だけでなく、一昔前のエドワードグリーンが何足かありますので、グリーン好きの方は必見です!
と数ある靴の中から3足をピックアップしました。
試着も気軽に出来ますので、お近く寄った際には是非お気軽にお立ち寄りください。
これからちょっとずつblogやFacebook、Twitterでもヴィンテージ靴を公開していくのでどうぞよろしくお願いします。
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Brift H長谷川

written by brift-h brift-h

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