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2014年ラストスパート

皆様ごきげんよう、靴磨きファイティング集団BriftH団長の長谷川です。

このブログを打つ手が真っ黒です。

そうです、年末のラストスパートでお預かりしている靴達を7名でがっちり磨かせております。

 

その数、〇〇〇足です。

一足に平均40分かけて磨いているので、正直全然終わりません。

 

image

 

忙しくなっても絶対にしてはならないのはクオリティを下げる事。

 

僕たちロボットじゃないので、人間の手仕事なんでこれが難しいわけです。

感情もありますし、気力体力にも限界が。おなかもすきます。

当たり前なんですけど、一足一足その靴だけに向き合って磨く事をとにかく徹底しています。

 

この写真にある数はほんの一割にも満たない仕上がったお靴達。

ホント可愛いです。

革がプリプリ、ピカピカみんな嬉しそうです。

僕、靴とおしゃべり出来るんですよ。

 

「いや~気持ち良いもんだね~やっぱ月一のブリフトは最高だよ!」

「おまえ良いな。月一か、贅沢な奴だな~俺なんか一年に一回だぜ。」

「年一回の割には革が乾燥してないな。という事はいつもご主人様に磨いてもらってるのか?」

「うん、そうなんだよ、まだまだ靴磨き下手くそなんだけどニコニコしながら俺の事磨いてくれるんだよ。なんか恥ずかしいだよな~。」

「なんだよ~!お前の方が幸せじゃんか!俺もご主人様に磨いてもらいて~な~。」

「でもワックスとかベタベタ塗るから大変だよ。呼吸しにくくなっちゃうんだよな~。」

「俺もご主人様の愛で呼吸困難になりたいもんだよ(笑)」

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

なんて靴達の会話が聞こえてきます。

「可愛いやつだな~。」

って言いながら磨くと靴が勝手に光ってくれるんですよ。
これ真面目な話です。光らせようとしてはダメです。人間のエゴです。

 

 

ggimage

 

この子達はあるシューラバーのお客様の靴達7人兄弟です。

これだけ美しい靴が並ぶと壮観ですね。

世界の金融業界で毎日戦っている精鋭の足元っていう雰囲気たっぷりの靴達です。

顔つきが端正ですね。

 

という訳で、このブログをささっと書き上げて、かくいう僕も靴磨きカウンターという戦場にまた戻ります。

LOVE  IS  BATTLE FIELD

 

しつこいですが、年末年始のスケジュールですが。

Brift H AOYAMA 12月29日~1月6日の間お休み

THE BAR by Brift H 12月31日~1月3日の間お休み

※誠に勝手ながら冬休み期間は全営業活動がストップいたしますので、ご了承くださいませ。

 

靴磨きは年内のお渡しなどはかなり厳しい状況になってきました。

修理はもう来年以降の引き渡しになります。

ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

まだまだ今年は終わりませんよ。

written by 長谷川 長谷川

THE BAR by Brift H 

皆様こんにちは、女職人の嶋香です。私事ですが、最近久々に髪色を変えました!

店舗にいる機会がめっきり減りましたので、「あれ?最近よく受付にいた金髪の子見ないな」と思った方いらっしゃらないでしょうか?

……いらっしゃいませんか?!誰か!!

 

数か月前からBrift Hの2店舗目、THE BAR byBrift H を行ったり来たりしております。

 

あまりブログでも紹介してこなかったので、まだご存知でない方にも改めて紹介させていただきます!

 

THE BAR byBrift H とは、今年3月に同じ骨董通りにオープンしたBLOOM&BRANCHというセレクトショップの中にインショップとして入っています。

BARといってもお酒を飲むところではありません…

そう、Brift Hと同じよう靴磨きをカウンタースタイルで楽しんで頂ける空間になっています!

3月からブログで登場しなくなっていた山地と、わたくし嶋香が日替わりで駐在しております。

IMG_7692

 

もちろん、水洗いやキズの補修、ソールやヒールの修理も同じように受付ております。

靴磨きのメニューはBrift Hの大定番☆フルポリッシュの鏡面磨き☆の他に、MEDIUMという栄養補給をメインとしたコースも用意しております!

女性の華奢な靴や、ワークブーツなど光らせたくない靴などには、こちらのコースもおすすめです。

(※MEDIUMはTHE BAR byBriftH 限定のメニューになります。)

 

そして、なにより定休日がありません!したがって、こちらでは火曜日も元気に営業!元気に靴磨き!今まで火曜日に来たかったけど…と涙をのんでいた方も是非ご利用くださいませ!

来週23日火曜日は祝日ですがBrift H本店は定休日ですのでご注意ください。

BLOOM&BRANCH店は営業しておりますので磨きや預かりのご要望はこちらまで!

※お預かりしてる靴のお渡しは、基本的にお預かりした店舗でのお渡しとさせて頂きます。

 

【年末年始の営業】

○ Brift H AOYAMA  12月29日~1月6日

○THE BAR byBrift H   12月31日~1月3日(12月30日は18時閉店)

 

BLOOM&BRANCHはシンプルかつ上品なカジュアルファッションや雑貨、ネルドリップで抽出したコーヒーが楽しめるCOBI coffee など

こだわりぬいた衣食住を堪能できる素敵なお店です。

お買い物やお茶の時間に靴磨き…新しいです!!新感覚です!!

表参道駅からも近いので、お時間がないけど磨きたい方や用事の合間に磨きたい方などもご利用頂ければとおもいます!

 

お店の場所は青山通りから骨董通りに入ってすぐ!

スターバックスとJMwestonの間のビルの1階です。木枠のガラス扉にCOBI coffeeの看板が目印です!

THE BARの看板も足元にひっそりあります。

BAR1

 

BLOOM&BRANCH  THE BAR  by BriftH

〒107-0062 東京都港区南青山5-10-5 第1九曜ビル101

TEL 03-6892-2014

ご予約も上記電話番号から受け付けております!

 

嶋香

written by 嶋香 嶋香

THE CREAMの秘密 

THE CREAM1

先週解禁になりました、Brift Hオリジナルの靴クリーム「THE CREAM」の秘密について本日はお話ししたいと思います。

※THE CLEANERについてはまだ後ほどお話しさせてください。

 

まず、何度もしつこいですがこちらは化粧品会社との共同制作なので今までの靴クリームとは全く違います。

試行錯誤を重ね、やっとこさ仕上がった最高のクリームなのです。

THE CREAM2

僕がこのクリームを作る上で条件にしていたのはこの3つ。

〖最高に革に栄養補給になるクリーム〗

〖人間のお肌に塗っても安心な成分で作る。〗

〖靴だけでなく、革製品全般に使用できるような使用感と仕上がり具合〗

贅沢に人のお肌用に使う成分で作るととっても革に良いクリームが出来ました。

良いだけでなく、品のある光沢が出るようにしました。これが一番難しかったのですが。。。。

そこで今回は少しですが、中身の成分をちょっとだけ教えちゃいます。

THE CREAM3

」約30種類の成分で構成された配合に関しては社外秘なので公開出来ませんが、少しだけ・・・

 

○スクワラン →深海サメの肝油が原料の天然保湿成分 これで革がプリプリしてきます。

 

○シアバター → シアーバターノキの種子から取れる油、ロクシタンなど有名ですね、革がしっとりします。

 

○ホホバ種子油 → ホホバの実の油、全てのお肌にあう理想の美容液と言われています。

 

○ラノリン → 羊毛脂とも言う動物性の脂、乳化性が強く水分によく馴染みます。革に動物性の油分を与えます。

 

○カルナバロウ →ブラジルロウヤシの葉の表面を覆う蝋、融点が最も高く大理石のような光沢が出る。

 

○ミツロウ → ミツバチの巣を構成する蝋が原料、靴クリームにはよく使われますね、良い艶が出ます。

 

などなど。

 

とにかくお肌(革)にとって最高のコンディションになるように作られております。

でも成分表示には。。。。

 

 

こんな感じであっさり書いております。

 

正直、世の中のクリームの品質表示に倣ってます。

 

でも中身は全然、いえ、じぇんじぇん違いますのでお見知り置きください。

 

【注意点】

ただいまBrift Hのみでの販売なので、THE BAR by Brift Hでは未だ取扱いがありません。

ご購入の際は、Brift H AOYAMA店にご来店、もしくはお電話、メールなどでお問い合わせください。

 

続きまして、

【年末年始のお休み】

○Brift H AOYAMA 12月29日~1月6日

○THE BAR by Brift H 12月31日~1月3日(30日は18時閉店)

両店共に休み中は、全ての営業活動がストップしますのでご了承ください。

☆年内にソールなどの修理を受け取りたい方は12月20日までのお持込でしたら何とか間に合うのでお早めにご依頼をよろしくお願いします。

※修理内容によっては年明けになるものもございます。

 

2014年も馬のように最後まで駆け抜けます!

次回こそはTHE CLEANERについてお話しさせてください。では~!!

 

 

written by 長谷川 長谷川

Brift H ORIGINAL 出来ました。

Category|ケア用品、販売品など

RENEWAL

当店のブログを拝見して頂いている皆様

とうとう当ホームページがリニューアルしまして最初のブログ更新です。

やったどーーーーー!!!!

 

シンプルで清潔感のあるホームページですが、このブログだけは昔の泥臭さ。ギャグ満載でいきますよ~~!!

 

という訳で、皆様ごきげんよう。世界一カッコいい靴磨き職人こと長谷川です。

今年も残すところあと一か月。

仕事もプライベートも気持ちよく一年を締めくくりたいですよね。

 

この時期は靴も綺麗にしたい!というお客様が大変多く、当店の中でも忙しさはピークになります。

一年間お世話になった愛靴達を磨きに・・・・なんて素敵なことでしょうか。

 

ただわたくし、靴磨き革命家としましては当店にお預け頂くのも大変嬉しいのですが、是非ともご自身でも靴磨きをして頂いたいと強く思っております。

なので、カウンタースタイルでお客様の靴を目の前でご説明しながら靴磨きをしているのです。

もちろんご自身で磨いている方も多いのですが、もし磨いてらっしゃらない方がいたら今年はチャレンジして頂きたい。。。。

 

そんな貴方や、靴磨きを極みに入った貴方に今回ご紹介したいのがやっとこさ出来たBrift Hオリジナルクリーム&クリーナーです!!

 

オリジナルたち

12月6日(土)販売開始

 

○THE CREAM 3240円 (乳化性クリーム)

○THE CLEANER 【STRONG】 2160円 (強力汚れ落とし ) 【SOFT】     2160円 (通常の汚れ落とし)

 

構想5年、制作期間3年。

今まで数々の靴クリームを使ってきましたが、最高の靴クリームを何とかして自分の手で作りたいと思っていました。

 

辿り着いた答えは、化粧品会社との共同制作。

現存する靴クリーム会社にお願いしたところでは、おおよそ作れる物が想像ついちゃいます。

 

目指したのは、クラックの入らないような革を柔軟に出来るクリーム。

栄養補給を第一に考えました。

靴クリームは革に浸透して柔軟にしなければ塗る意味なんてありません。

なので当店は素手でクリームを浸透させるのです。

その為にも人間のお肌に使用できるような成分で、素手で革に栄養を与え、とにかく柔軟な革に出来るような浸透力を持たせる。

 

そこまでは何とかスムーズに事は進んだのですが、そこからが難しかったのです。

 

革はしっとりするが艶が出ない。。。。

柔軟になるがベトベトする。。。。

 

化粧品会社は革に塗った後に、艶が出るような配合はしないのでここが一番の問題点でした。

 

そこから何度もサンプルを作成し、微調整を重ね一年半。

 

このクリームが僕の知るうえで、現存する靴クリームで世界一良いと思えるものが出来ました。

 

しかも、靴だけでなく鞄、財布、ベルトなどの革製品全般に使えるようにしました。

 

ぜひとも既にとって革に塗り込んでみてください。

革にしっとり染みこみ、柔らかくふっくら革がしてくるのが分かると思います。

 

12月6日(土)からNatural,Black,Burgundyの3色から販売します。

特にこのBurgundyはコードバンには最高の相性です。

ALDEN好きの方はベストバイ!ぜひおすすめです。

 

話は長くなるので、次回はTHE CLEANERについてもお話ししたいと思います。

 

近々ショッピングページもOPEN予定なので、そちらでも購入できますのでご注目ください!!

 

このクリーム、靴磨きに革命が起きます。

written by 長谷川 長谷川

HPリニューアルします!!

Category|イベント・お知らせ

皆様ごきげんよう、世界一かっこいい靴磨き職人こと長谷川です。
本日も葉巻を銜えながら靴を磨き、仕上げには響21年をチョコチョコ付けながらピカピカに磨き上げております。

さて、本日はちょっとしたお知らせです。

お陰様で当店は開業7年目に入り、今年3月には初インショップ店舗「THE BAR by Brift H」をOPEN、来年2月には札幌にもインショップがOPENいたします。

多くの皆様に支えられ今があります。
本当にありがとうございます。

そこで、このBrift Hのホームページ(以下HP)もリニューアルいたします!

より見やすく!
オシャレに!
そして為になる!

しかも。。。。。

お買い物も出来る!

HPにします。

来月には新しくなっている予定です。

本日は少しですが、その制作の現場のショットをちょこっと載せます。

HP1.jpg

初っ端から後姿ですいません。

今回のHPのリニューアルは、いつも当店のデザインの仕事をお願いしているデザイナーS氏と、ファッション誌で連載も持っているフォトグラファーS氏、カリスマの”ダブルS”がお店で撮影などしてくださいました。

HP2.jpg

撮影は朝9時~深夜1時近くまでに及びました。

HP4.jpg

Brift Hの縁の下の力持ち、事務の小林嬢がせっせと撮影の準備をしております。
かよわそうな細い手でシューレースを70本近く作成しております。

HP3.jpg

こんなカットもありました。

“モノが好き”と公言するフォトグラファーS氏が映し出す物撮り写真はとても素晴らしく、既にワクワクがとまりません。
※ちなみにこの写真は長谷川のI phone写真です。

そして。。。。。

うっ。。

やっ。。。。。。

やっとこさ完成しました。

オリジナルクリーム.jpg

構想5年、制作期間3年。
(映画か!!)

やっとこさ出来ました。。。。。

詳しくはまたじっくりお話しいたします。

ちなみに、この自称大人気ブログはどうなるのか??

もちろん新しいHPでも継続しますし、バックナンバーもそのまま移行いたしますのでご安心ください。

ぜひ新Brift Hのホームページ楽しみにしていてください。

長谷川

written by brift-h brift-h

修理の大事なお話。

Category|すべての記事

こんにちは!事務員 小林です。
秋のキャンペーンで抽選券を引いて頂いたみなさま、当選番号のチェックはお済みでしょうか?
1等のチャーチ、3等のスペシャル山羊毛ブラシなど、まだまだ当選の方が出ていない番号がありますので、ぜひチェックして頂いて当選された方はご連絡ください!
★当選番号は前回のブログで発表しております★
さてさて、本日は修理のお話です。
うちは磨き屋なので、靴の見た目のカッコよさ、きれいさに目が行きがちですが、
(もちろん靴磨きは見た目だけではなく、靴をより良い状態にする目的も大前提ですが)
「修理もできますか?」というお問い合わせも多々頂きます。
ハイ、修理も行っておりますよー!
ファッションとしての靴も重要ですが、「道具」として靴を考えた時に
アッパーをしっかり磨いてもカカトが擦り減っていたり革が破れたりしていると、
そもそも靴としての役割を果たせませんよね。

靴の役割・・・、色々とありますねが、第一に足を守ります。
そしてその足って、人間の体で「第2の心臓」と言われるほど重要なパーツです。
またシンプルに、道具、例えばハサミの切れ味が悪かった場合、作業が滞って気分も腐ります。
靴も道具として考えた時に、同じだと思うんです。
しっかり足を守って快適に気持ちよく歩くためには、修理も大事なのです。
ということで、本日はご依頼が多い修理で、皆さまにもぜひチェックして頂きたい箇所ののご紹介です。
まずは修理で1番多い、ヒールの交換です。
ヒールが擦り減っていると「自分、歩き方が悪いんです・・・」とおっしゃる方がいますが、
そんなことはありません、ヒールは擦り減って当たり前なのでご安心ください。
左が交換前、右が交換後です。
1.JPG
ヒールが擦り減っていると靴のバランスが悪くなり、
バランスが悪くなると本来力がかからない場所に力がかかってしまい、
その場所のステッチ(縫い)が切れてしまったり、はたまた革が裂けてきたりして、
靴全体、思わぬ所に悪影響が出てきます。
擦り減ったヒールの靴は、なんだか心もとないです。
新しいヒールに交換した靴を履くと、地に足ついてる~♪と実感できると思います!
ヒールだけでなくソールの前側なども大事です。
毎日、唯一地面に接して頑張ってくれている場所です。
ソールがダメになる=(大袈裟に言うと)歩けなくなる=靴本来の役割を果たせなくなってしまいます。
お次は、靴のこんな所が裂けてしまった!という例です。
こちらの靴はプレーントゥで、羽根の根元の「カンヌキ」と呼ばれる所が裂けています。
痛々しいですね・・・(涙)
<Before>
2.PNG

<After>

3.PNG
このような場合は、また裂けが起きないように靴の内側に補強材を入れて、
靴の表革には裂けをカバーする形で革を当てます。
裂けの範囲にもよりますが、補修跡はほぼ目立ちません。
Uチップだとこんな風にモカ(Uの字部分)までどんどん裂けてきます。
モカ部分も再現可能ですので、ぜひご相談ください。
4.JPG
こういった症状は、Aldenなどコードバンの靴でのご依頼が多いです。
理由としては、コードバンはスムースレザー(ふつうの革)と繊維の形状が異なっており、
一度裂けが入るとどんどん広がってしまう形状の為と思われます。
コードバンの靴をお持ちのみなさま、お持ちの靴がこのような裂けが入っていないか
ぜひ一度チェックしてみて下さい!

さてお次は、カカト内側の補修です。
カカト内側もヒール交換等のソール周りの修理に次いで多いです。
履いていると徐々に内側が擦れてくるので、新しい革を当てて補修します。
ココはソール周りよりも目がいきにくく、ご自身で気付かれないことが多い場所でもあります。
早速ビフォア・アフターのご紹介です。
<Before>
左足が特にひどく、カカト内側に入っている芯までやられてしまっています(泣)
5.JPG
<After>
内側の芯もしっかり補強して、また生まれ変わりました。
IMG_1084.JPG
靴べらを使わないで履いたり、紐靴で紐をほどかずに無理やり履いたりすると、
このようにカカトの履き口も破れてしまったり、型崩れの原因になりますのでご注意を!

最後はちょっと変わり種のご紹介です。
クロコのヴィンテージの靴ですが、所々クラック(ひび割れ)が入っていました。
お客様が購入された際に、既にそのクラックをジグザグに縫い合わせる方法で補修されていて、
それと同じように他のクラックも縫って下さい、というご依頼でした。
言葉ではわかりづらいと思いますので、こちらの画像をご覧ください↓↓
赤の囲みが元からあるジグザグ縫いで、オレンジが今回補修した縫いです。
IMG_0737.JPG
右足アッパーの真ん中にもジグザグ。ジグザグ、わかりますでしょうか?
IMG_1073.JPG
ご依頼頂いたお客様は「あえて修理した感じを出したい」というご希望でした。
私はなるべく修理跡は目立たなくした方がいい、と考えていましたが、
そんな風に「長く履くために修理を楽しむ」という気持ちもいいな~と学ばせて頂きました。
今日はこんな修理例をご紹介しましたが、
靴、それを履く人によって、靴の傷み方は十人十色です。
たいがいの修理は行っておりますので、こんなのもう直らないよね・・・と思っているものも
ぜひ一度お気軽にご相談ください。
ただ修理は傷みが進む前にお早目に出されることをおすすめいたします!
例えばヒールの擦り減りが大きい場合、その余分な擦り減りを補修する為に
通常よりプラスの料金がかかることがあります。
修理も人間の病気と同じです。
例えば風邪と肺炎。
病状が悪くなればなる程治しにくく、時間もお金もかかってしまいますよね。
ということで、靴を磨いて気持ちよく履くためにも修理もしっかり行って、
がんがん履いていきましょうー!
ローファー好きのめんどくさがり屋 小林でした。
ではでは~。
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written by brift-h brift-h
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