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2017.05.13  Category| すべての記事 , 靴磨きの彼是

英国より愛をこめて ~Worldchampionship of shoeshining~

ただいまわたくし長谷川はロンドンにいます。

現地時間5月13日朝5時、ベッドの上であと10時間後に始まる第一回世界靴磨き大会についてブログを書いています。

ファイナリスト3名で行われる今大会は「Super Trunk Show」という靴の展示会?見本市?イベントで行われます。

http://www.theshoesnobblog.com/2017/03/london-super-trunk-show-world-championship-of-shoe-shining.html

自称”世界一の靴磨き職人”の僕がこれは出ないわけにはいかないだろうと思い出場することにしました。

僕が靴磨きを始めて13年の中でこのような大会の存在がなかったですし、過去にもこのような世界中から出場者を募った靴磨きの大会はなかったはずです。

 

このような大会が開催されるという事は世界中でも靴磨きに一種のムーブメントが起きている証拠です。

初代王者の栄冠は日本に持ってきます。

 

ただ今回は大会出る為だけにロンドンに行くのも勿体ないので、あわせて靴の見識を広め、かつ商売につながることもしようとうちのオリジナル商品”THE CREAM&THE CLEANER”をトランクに大量に積んでの訪英。

 

5月10日からロンドン入りし、翌日から精力的に活動してます。

※ちなみに体調は不良。飛行機の中でほとんど寝れず風邪が悪化し、免疫が落ちた所にものもらい発症!でも塗り薬でなんとか悪化を防げた。という状態です”(-“”-)”とほほ。

 

すこしロンドンでの模様を写真でご紹介します。

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到着しました!7年ぶりのロンドン!paddington駅。

 

 

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今回の旅の超強力な味方、ロンドンで音楽学校に通うKOHKIさん。

堪能な英語と靴屋顔負けの知識量で専門的な会話も出来る最強の相棒です。

 

 

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到着した最初に撮影したPaddingtonの街。PM19前くらいですがまだまだ明るい!気温は16度くらいでちょうど良いです。

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ロンドンに到着して最初に口にしたのはやっぱこれでしょ!ということで定番のフィッシュ&チップス。

実は前回来た時には食べなかったので初本場F&Cです、地元でも美味しいと有名なSea Shellにて。揚げたてサクサクで美味かった~(#^.^#)

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翌朝、5時前に起床。機内で寝れなかった&時差ぼけにより身体が疲れ切ってましたが、せっかくハイドパークの近くに宿を取ったんだし。という訳で6時頃からハイドパークを一周しにジョギングへ。外は快晴!気温は8度、寒いけど気持ちよかった~!

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厩舎が近くにあるようで公園内を沢山の馬が走っていました。

さすが英国。こういう光景が普通な国ってなんか凄いですよね。

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一番びっくりしたのはハイドパーク内の池で泳いでいる人たち。

こんな寒い中でも水着で泳いでます。しかも水は結構汚いのに。。。外人の体感温度の違いを改めて認識。

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今回の初朝食は、これまた大定番のEnglish Breakfast。

Liverpool stで大きなAntique Marketがあるというのでその前に腹ごしらえ。ソーセージとベーコンが美味かったな~。

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Marketの写真は取り忘れましたが、大好きな落書きの前で戦利品のBarbourのコートを着て記念撮影。

これで50£(日本円で7500円くらい)ですよ。LOUISLEATHERのライダースとかもありましたがグッとこらえました。

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Liverpool Stはとにかく落書きが多い!レベルが高い!

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ロイヤルワラントを3つ所有する書店Hatchards

 

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Fortnum&Masonで靴磨きをお願いしました。

前回来た時にはBurlington arcadeにしかなかったで初体験。お値段は6£。

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所要時間は約10分弱。全体をクリーナーで拭いた後にコバインキを靴全体に塗布。(内心ギョギョ!)

その後クリーム塗って、ワックスを塗って、最後に馬毛ブラシに水を霧吹きしてブラッシングして終了。

全然光らず残念でした。。。なんで紳士靴の本場なのに良い靴磨き屋がいないんだろう。。。

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その後TURNBULL&ASSERへ。KOHKIさんがタキシード用のシャツを作りたいということで話を聞きに。

地下のオーダーサロンがかっこよかったな~。

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Jarmyn Stでも一際目立つ派手なディスプレイのNEW&LINGWOOD。

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その後近くにあるLOCK &CO HATTERSへ。KOHKIさんの友人が働いているとの事で話を聞いていたら無性にハットがほしくなってしまい。。。

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完全に衝動買いでした。33歳にして初のキチンとしたハットデビューです。

ちなみに写真はRoyal arcadeの中にあるGeorge Cleverley。しっかり飛び込み営業しました。

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その後、ここも行きたかったAlfred Dunhill。

場所はMayfairのあたりで街並みも良い感じ。6月に社員研修でここで靴磨きしたいな~ということで下見に来ました。

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地下のラウンジスペース。とても素敵な空間でした。

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そしてこの日の締めはこれまた英国名物のPIEを食しました。

中には牛肉とマッシュルーム。そこにたっぷりのグレイビーソースをかけて食べる!旨かったなあ~。

今回はKOHKIさんのおかげで英国の食の好感度が半端なく上がりました。全部旨い!

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翌朝はMarble Archの近くにあるCOCOMAYAというシナモンロールが美味しいお店で朝食。

なんか食べてばっかりの旅みたいになってきましたね(笑)ちなみに遊んでばかりでなくちゃんとやることやってますよ!

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朝食をたいらげてから最初に向かったのはFoster&Son。

ショップの二階がワークショップ(工房)になっていて5人くらいの職人さん達がお仕事されてました。

皆さんフレンドリーで楽しそうに働いている姿は刺激をもらいました。

写真左がビスポーク責任者の松田さん、右がKOHKIさん。

 

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最後の仕上げ担当のSOKOLさん。色々と靴磨き談義が出来ました。

 

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その後Holbornにあるロンドンで一番古いお店、THE OLD CURIOUSITY SHOPへ。

このお店は僕が10年くらい前に読んだ”ロンドンのアトリエ”という本で紹介されていてずっと行きたかったお店。

ダイタキムラさんの靴が所狭しと並んでいます。

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シューズデザイナーのダイタキムラさんと記念撮影。

おこがましくも靴は磨かないというキムラさんに”靴磨きの本”を勝手にプレゼント。

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その後美味しいヴィクトリアスポンジを食べたいという僕のリクエストにKOHKIさんがV&Aミュージアムで美味しいヴィクトリアスポンジが食べれるということになって行きましたが結局売り切れで食べれず。

向かいにある自然史博物館でステゴザウルスの本物が見れるというのでチラッと見に行きました。英国ってすごいな~!

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軽く寄るつもりが楽しくなって結局いろいろと見て回り。

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また場所を移動してSouth FieldにあるDAVID SAXBYへ。

このお店は日本でいうOLD HATです。名前が違うので普通分かりませんね。日本のOLDHATとは違い主に礼装を多く扱っています。

この時期になるとアスコットを観に行く方がモーニングを買いに着たりするようです。

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店内の様子、KOHKIさんとSUMがなにやら楽しそうに話しています。

ショーケースの中にはJOHN LOBBのBESPOKEなどが乱雑に置かれているのを見てこれまたロンドンらしいな~と感じました。

 

とこのブログを書き始めて気づいたらもう7時前!

この2.5日間がどれほど濃厚だったか。。。写真は撮っていませんがSavilrowのGaziano&Garlingでも飛び込み営業したり、JOHN LOBBの当主にアポイントメントを取りにいったりとなかなか忙しく動き回っていました。

 

 

という訳で本番は今日!!

僕が今まで培ってきたこの靴磨きの技術は果たして世界を制すことができるのか。

ずっと世界一になると言ってきた僕が今このチャンスを逃すわけにはいきません。

ただ自分を信じて全力で挑みます。

 

ロンドン現地時間15時スタート、日本時間23時スタート。

この大会の模様は僕のインスタグラムアカウント yuya.hasegawa.brift.h で生中継でお送りします!

(フォローして頂ければ見れます。)

 

20分間で誰が一番靴を美しく磨けるか?

日本代表、長谷川裕也 出陣です!!!行ってきます!!!

 

written by

Brift H