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2017.07.11  Category| すべての記事

イギリス研修 初日編

こんにちは。 久々にブログを書きます、小林です。

先日は1週間の臨時休業を頂きまして、皆さまにはご迷惑をお掛けいたしました。 休業中何をしていたのだ?と申しますと、靴の知識を深めるべく、全員でイギリスに研修旅行に行ってまいりました。

前回2年前はイタリアに行きましたが、 やはり紳士靴、王道の国といえばイギリス!

今回はイギリス研修、初日の模様をお伝えします。

初日はロンドンから特急電車で約1時間、ノーザンプトンに行ってきました。

メインはEDWARD GREENの工場見学です。
時々お客様にもノーザンプトンのファクトリーで買った靴なんですよ、なんてお聞きしたり 雑誌の「○○の工場見学」特集とか拝見しますが、想像できるようでできない! しかもイギリス紳士靴の王道でトップレベルのブランド。
お高くとまってるのかしらん?と少―し恐々としていました。

が! たぶんBrift Hスタッフ全員、EDWARD GREENファンになりましたよ。
まず着いて早々、ポリッシャーの方のレクチャーの元、全員で靴を磨くことに。 しおりに「実演を見せて頂く」と書いてありましたが、おいおい磨くなんて聞いてないよ、と私だけ慌てます。 磨きセットをしっかり用意してくれていました。

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なんとまだ24才の若いお姉さんがEDWARD GREEN流靴磨きを実演してくれて、私たちも同じように磨いてみます。

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一番盛り上がったのは、WAXでポリッシュする時に水ではなくてツバを使う所。 一同驚きつつチャレンジ。 ネル生地も私達とは逆の面を使っていたりで、光るようでなかなか光らない。

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みんなエキサイトしてました。

 

オフィスにはサンプル?達がずらりで、見たことがないモデルも。
見入ってしまいますね~。

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お次はいよいよ工場見学。

少人数で数組に分けて見学させて頂きました。 感謝です。

 

まずは革をカットする部屋がありました。

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アッパー周りの女性職人さんたち。
各パーツやその細かい意匠をせっせせっせと作っています。

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ライニングの小窓に書いてあるサイズ表記などの数字。
どの靴にも丸っこい文字で書いてありますよね。

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ソール周りは力仕事で、ほぼ男性職人。

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最後はポリッシャーの皆さん。
真剣な表情ですが、かなり陽気な方たちでした。

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長くなってしまうので大分はしょりましたが、
工程が進むにつれて「この靴知ってる!」となっていって面白かったです。

そして工場の皆さん、とーってもフレンドリーで素敵な笑顔でした。
工程も一つずつ見せて頂いて、なんですかね、当たり前と言えば当たり前なのですが、

・靴作りの細かい工程、それぞれのパーツ作り。知ってはいたけど本当に細かい。 ・それを真剣に、且つ、見学者の私達にもフレンドリーにオープンに見せてくれながら作業している職人さん。 ・アッパーの細かいディティール(ファジングやメダリオン、鳩目など)やつり込み、けっこうガテン系なソールの工程。 各工程の職人さんの迷いのない手つき。
・1足1足、各工程が人の手で作られていく。

などなど、感動しました。

沢山のモデル、色、サイズ展開。 ちょっと気が遠くなりますが、この職人さん達が作られているんですね。

研修のオープニングにこの工場見学をさせて頂けたのは、超ラッキーでした。 皆んなテンション上がってましたねー。

そしてベルトやお財布などをファクトリーで仕入れてきまして、お店で販売しています。 ベルトはすぐに長さ調節可能、お財布は革が気持ちいい! 全て1点ずつです。

ではでは、次回もイギリス研修話は続きます。
See you next time!

SDIM0728

written by

Brift H